ガソリンの入れ方とハワイのガソリンスタンド

ドライブの途中でガソリンの残量が少なくなった場合や、レンタカーのガソリン精算方法が満タン返しの場合、ガソリンスタンドに寄って給油しなければなりません。外国での給油に不安をお持ちの方もいらっしゃるでしょうが、日本でセルフで給油している方であれば、ほとんど問題ありません。このページでは、ハワイでのガソリンスタンド事情と給油方法について紹介します。

ハワイのガソリンスタンド

ハワイにはシェル(Shell)のように日本でも営業しているガソリンスタンドもありますが、シェブロン(Chevron)、テソロ(TESORO)、ユニオン(Unocal 76)など日本にはないブランドが多くあります。いずれも見慣れないロゴマークですが、ガソリンスタンドの外観は日本もハワイもほとんど同じなので、遠くからでもすぐに見つけられるでしょう。ちなみにハワイ(アメリカ)では、ガソリンスタンドのことは、ガスステーション(Gas Station)と呼びます。ガソリンスタンドと言っても、怪訝な顔をされるだけで全く通じません。

ハワイのガソリンスタンド
ハワイではガスステーションと呼びます

ガソリンスタンドはどこにあるか

市街地では大きな通りを走っていれば、簡単に見つかります。郊外に行くと町の入口から出口までの間にあり、人が住んでいないようなエリアにはありません。ドライブ中に給油が必要になった場合は、次の町まで行くか通り過ぎた町まで戻るか、ガソリンの残量と町までの距離で判断します。フリーウェイの場合は次の出口で降りて、近くの町に向かいます。

空港近くのガソリンスタンド

空港でレンタカーを返却する前に満タンにする場合は、あらかじめガソリンスタンドの場所を把握しておくと慌てることがありません。飛行機の出発時間が迫っている時にガソリンスタンドが見つからないと、結構焦るものです。ホノルル空港の近くでは、空港少し手前のニミッツハイウェイ沿い(2140 N Nimitz Hwy)に「76」のロゴのガソリンスタンドがあります。24時間営業なので早朝、深夜の出発でも大丈夫です。ワイキキからアラモアナ通りからニミッツへのルートを取るのがおすすめです。H1フリーウェイに乗ると、いきなり空港に着いてしまい、ガソリンスタンドが見つかりません。

マウイ島のカフルイ空港やカウアイ島のリフエ空港、ハワイ島のヒロ空港は町の近くなので、それぞれの町で給油していけば問題ありませんが、ハワイ島のコナ空港は近くにガソリンスタンドがありません。いちばん近いのは、空港入口から19号線を南に3kmほど走った山側の「OHANA」です(73-4041 Hulikoa Dr. 営業時間4:00-23:00)。コハラリゾート方面から来るとここまで来なければなりませんが、カイルアコナ方面であればカイルアコナの町で給油していっても大丈夫です。

ガソリンの種類と価格

ハワイのガソリンスタンドでは、3種類のガソリンが販売されています。これらはいずれも無鉛ガソリン(Unleaded)です。まれに有鉛ガソリン(Leaded)を販売している所がありますが、これは古い車専用ですので、レンタカーに入れてはいけません。3種類の無鉛ガソリンは、オクタン価の低い順に Regular→Plus→Premium/Super と表示されています。日本のレギュラーとハイオクの関係と同じで、オクタン価が上がるほど価格が高くなります。レンタカーにはレギュラーを給油します。ガソリンの価格は地域やチェーンによって異なり、同じレギュラーであってもガソリンスタンドによって微妙に違います。一般にホノルル中心部より郊外の方が安く、オアフ島よりはネイバーアイランドの方が高くなっています。ガソリンの価格は1ガロン(約3.78リットル)あたりの価格で、給油機の表示もガロンです。

ハワイのガソリンスタンドの価格表示
ガソリン価格は通りから見えるように表示されています

セルフサービスとフルサービス

ハワイのガソリンスタンドはほとんどがセルフサービスですが、フルサービスを提供しているところもあります。セルフサービスでは日本と同じで自分で給油し、窓ふきやゴミ捨てなどもセルフで行います。フルサービスはスタッフが給油し、窓ふき、エンジンルームチェックなどを行ってくれます。セルフサービスとフルサービス両方があるところでは、セルフサービスのレーンに車を進めます。

ハワイのガソリンスタンドのセルフサービスレーン
セルフサービスのラインに進みます
ハワイのガソリンスタンドの窓ふき
これで窓を拭くと結構きれいになります

ガソリンスタンド到着から精算まで

車を給油ポンプの前に停めてキャッシャーへ

ガソリンスタンドに着いたら、セルフサービスの給油機の前に車を停めてキャッシャー(店内)に向かいます。給油機はクレジットカードに対応していますが、米国内のほとんどのガソリンスタンドでは日本で発行されたクレジットカードを入れるとエラーになるので、初めからキャッシャーに行く方が手間がかかりません。キャッシャーで給油ポンプの番号とガソリンの量を伝えると、給油できるようにセットしてくれます。「No.5, Fill Up」(5番で満タン)とか「No.3 $20」(3番で20ドル)のように言います。支払いがクレジットカードで満タンにする場合は、カードを預けます。支払いが現金で満タンの場合は、満タンにするのに必要と思われる金額より多めに預けておきます。10ドル分とか20ドル分だけ入れる場合は、クレジットカードでも現金でもその時点で支払いを済ませます。

ハワイのガソリンスタンドの給油ポンプ
レギュラー(Regular)を選択します

給油の手順

給油ポンプに戻ったら、「Regular」「Plus」「Premium(Super)」の3種類のガソリンから「Regular」を選択してボタンを押します。車の給油キャップを開けて給油口にポンプのノズルを差し込みます。次が日本と違うところですが、ノズルが架かっていたところのレバーを上に押し上げます。これをやらないと、いつまで経っても給油が始まりません。給油機のカウンターがゼロに戻ったことを確認してからグリップを握り、給油を開始します。満タンになった時点で給油は止まりますが、10ドルとか20ドル分の場合は、その金額に到達した時点で自動的にストップします。

ガソリンスタンドの給油機の給油開始レバーが下がっているところ
ノズルが架かっていたところのレバーを押し上げます
ガソリンスタンドの給油機の給油開始レバーを上げたところ
レバーを押し上げたところ

ガソリン代の精算

給油が終了したら給油機に表示されている給油量と金額を確認し、再びキャッシャーに向かいます。キャッシャーでポンプの番号を伝えると、精算をしてくれます。クレジットカードの場合は必ず給油量と金額を確認してからサインしましょう。現金で満タンにした場合は、余った金額を返してくれます。10ドル分とか20ドル分だけ入れた場合は、キャッシャーに寄らずに出発して構いません。

ガソリンスタンドで注意すること

給油中は車から離れないようにします。キャッシャーに行く時に車内に誰も残っていなければ、ドアをロックして盗難に注意しましょう。日本と同じでガソリンスタンドは火気厳禁です。屋外であっても喫煙はできません。ほとんどのガソリンスタンドは店内がミニマート(コンビニ)になっていて、食べ物や飲み物を購入することができますが、給油が混雑している時は車を駐車スペースに移動してからにしましょう。

シェブロンのガソリンスタンド
ポンプの番号を間違えないようにしよう

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