ハワイの道路標識とサイン

道路標識はユニバーサルデザインに近いものが多いので、ハワイの道路標識を見ても違和感を覚えることは少ないと思われます。誰が見てもすぐに分かるようなものでなければ、標識の役割を果たさないからです。とはいえ、標識の中に英語が書かれているものも少なからずあります。走行中にいきなり現れた標識の英語を読み取るのは、慣れていないと苦労します。見落とすと交通違反や事故につながりかねないため、あらかじめどんな標識があるか予習しておけば、ハワイでの運転の役に立つことでしょう。

従わないと交通違反で捕まる標識

ハワイでレンタカーを運転するのであれば最低限覚えておきたい標識です。これらの標識に従わないと交通違反として検挙されるだけでなく、事故の危険があります。上段は左から「止まれ+3WAY」「制限速度25マイル」「イールド」で、下段は左から「駐車禁止」「進入禁止」「右左折禁止」です。3WAYとイールドの走り方については、ハワイの交通ルールと運転マナーのページを参照してください。下の写真の駐車違反の標識には「ANY TIME」と書かれていますが、この部分に時間や条件が入ったものが多数あります。

交通違反を抑止する道路標識
これらの標識は必ず覚えましょう

分かりやすい矢印系の標識

矢印を使った道路標識は分かりやすいです。道路の形状をそのまま矢印で表示しているので説明の必要はないでしょうし、英語が話せるかどうかに関係なく、標識の意味は理解できます。ここでは3つの標識を紹介していますが、「一方通行」の標識には必ず「ONE WAY」の文字が入っています。上下両方の向きの矢印が並んでいる標識は、一方通行が終わったところなどで対面通行が始まる場所にあるものです。いちばん右側は車線の表示ですが、見たとおりですね。

矢印で誘導する道路標識
矢印を使った標識は理解しやすい

注意喚起系の黄色い標識

注意喚起の標識はほとんどが黄色い正方形を45度傾けたもので、中央に文字が入っています。標識の先にある道路状況を説明しているのですが、瞬間的に英語を読んで理解しなければなりません。「DEAD END」と「NO OUTLET」は、どちらも「行き止まり」です。「DEAD END」がその道が行き止まりであるのに対し、「NO OUTLET」は標識の先で道が分かれているけれど、どの道も行き止まりであるという意味です。「DIP」は道路にくぼみがある(道路に穴がある)ことを知らせています。中段は「落石注意」「追い越し禁止区間」「路肩注意(路肩なし)」で、下段は「この先道幅狭し」「1車線の狭い橋」「この先工事中」を表しています。

道路状況に関して注意喚起する標識
どれも似ているので瞬間的に文字を読むことが必要

インフォメーション系の標識

インフォメーション系の標識はドライバーにいろいろな情報を与えてくれるもので、意味が分かるとそれなりに役に立ちます。左上の標識はフリーウェイまでの道しるべです。上段中央は道路の起点からのマイル表示で、この場合は起点から33マイルの位置であることを示しています。33マイルの標識を過ぎて少し進んだ所を右に曲がるという時などに使います。右上は走っている道路と交差している道路の番号と方向が表示されているものです。左下は「この先の5本の道のどれかを左に曲がるとラハイナ」という意味で、中央は「標高4,500フィート(1,350メートル)」です。右下のカメハメハ大王の標識は正式な道路標識ではありませんが、ハワイ州の史跡や観光スポットに立てられているものです。

インフォメーションとして使われる標識
知っていると役に立つ情報が表示されています

ハワイではいろろなものが横切ります

ハワイではいろいろなものが道路を横断します。横断しないで道路脇を移動している場合もありますが、これらの標識を見かけたら、現れるかもしれないという準備をすることが大切です。下の標識の中でいちばん見かけるのは歩行者ですが、ネイバーアイランドに行くと牧場の近くでは牛が道路に現れることも珍しくありません。マウイ島のハレアカラやハワイ島のマウナケア、カウアイ島のコケエでは、ハワイの州の鳥 ネネを見かけることがあるかもしれません。公的な標識ではないのでここには載せていませんが、オアフ島のノースショアに行くと「サーファー注意」の標識があります。

横断するものを告知する道路標識
ウミガメ注意の標識がある国はそうありません

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