レンタカーのクラスとサイズ(車種)

レンタカーのクラス選びの基準

ハワイで利用できるレンタカーのクラス(車種)は、エコノミー、コンパクト、ミニバン、コンバーチブル、SUVなど10クラス程度あります。レンタカー会社によって若干異なりますが、基本的なクラスはどの会社も同じと考えていいでしょう。これらのクラスの中からどのクラスを選ぶかということですが、選択の基準となるのはレンタカーの使用目的、予算、人数、荷物の量になります。

標準的な大きさのスーツケースをコンパクトクラスのレンタカーのトランクに積んだところ
標準的な大きさのスーツケースをコンパクトのトランクに積んだところ
標準的な大きさのスーツケースをコンバーチブルのレンタカーのトランクに積んだところ
上と同じスーツケースをコンバーチブルのトランクに積んだところ

滞在中に1日だけレンタカーを借りてノースショアにドライブするということであれば、ルーフを開けられるコンバーチブル(オープンカー)が快適ですが、空港でレンタルして滞在中ずっと車を使うのであれば、コンバーチブルの狭いトランクでは荷物が運べません。2人で利用する場合でも、それぞれがスーツケースとゴルフのキャディバッグを持っているとエコノミーやコンパクトでは積みきれないこともあります。ラグジュアリークラスの車はゆったりしていて後部座席でも快適ですが、ホテルやショッピングセンターの駐車場でスペースが狭かったりすると取り回しに苦労します。

ハワイのレンタカー選びをする際には、自分がレンタカーを運転しているシーンを想定することです。そうすればどのような車が快適で運転しやすいかイメージできるでしょうから、あとは予算に合わせてクラス(車種)を選ぶことができます。なお、多くのレンタカー会社ではクラスの選択はできますが、そのクラスの中でどの車種にするかという選択はできません(アラモレンタカーなど出発時に選択可能な場合もあります)。

それぞれのクラスの詳細については、下の説明をご覧ください。

エコノミー

エコノミークラスのレンタカー
エコノミークラスのレンタカー

各レンタカー会社で最も価格の安いクラス。車種は小型車で、トランクのない車両(ハッチバック)も多く存在します。トランクがないと、日本からの到着日にホテルやコンドミニアムのチェックイン時間までドライブする場合、後ろに荷物が積んであるのが外から見えるため、郊外のビーチなどで荷物を残して車を離れづらいというリスクがあります。アメリカでは小型車の比率が低いので、コンパクトクラスの車両がエコノミーとして使用されているケースもあります。

利用人数
4名以下
荷物の量
スーツケース1個、キャリーバッグ1個 程度

コンパクト

コンパクトクラスのレンタカー
コンパクトクラスのレンタカー

大衆車と呼ばれるような1600cc〜2000ccクラスの小型セダンが多い。日本人には運転しやすいサイズ。ショッピングセンターなどの駐車場では、コンパクト専用の駐車スペース(他のスペースより狭い場所)もあるので、駐車の際に有利です。お手頃価格なので日本人にもアメリカ人にも人気のクラスで、時間帯によってはコンパクトの車が足りず、上のクラスの車に無料でアップグレードされることもあります。

利用人数
4名以下
荷物の量
スーツケース1個、キャリーバッグ2個 程度

ミッドサイズ

ミッドサイズクラスのレンタカー
ミッドサイズクラスのレンタカー

文字通り中ぐらいの大きさの車。2,000cc前後のセダンが多いようですが、稀に2ドアの車両もあります。一部のレンタカー会社ではインターミディエイトと呼んでいます。コンパクトよりはゆったりとしているので、後部座席にも人が乗るような場合にはこれぐらいのサイズがいいでしょう。トランク容量もありますので、荷物が多い場合にも使えます。

利用人数
5名以下
荷物の量
スーツケース2個、キャリーバッグ1個 程度

フルサイズ

フルサイズクラスのレンタカー
フルサイズクラスのレンタカー

2,500cc〜3,000cc程度の中型セダン。自動車メーカーの中でもグレード高いブランドの車が多くなっています。ゆったりと移動できて、荷物も余裕を持って運べます。乗り心地がいいので、島の反対側など遠くにドライブに行く時も快適です。

利用人数
5名以下
荷物の量
スーツケース2個、キャリーバッグ2個 程度

ラグジュアリー

ラグジュアリークラスのレンタカー
ラグジュアリークラスのレンタカー

キャデラックのような大型のセダンが多く、日本ではほとんど見かけない大きさです。タクシーやストレッチする前のリムジンに使われている車両と同じぐらいのサイズです。通りを運転していると隣の車線の車が近くに感じられますし、ホイールベースが長いのでワイキキの狭い駐車場などではとても苦労します。車両感覚をつかむのが難しいようです。

利用人数
5名以下
荷物の量
スーツケース2個、キャリーバッグ2個 程度

ミニバン

ミニバンクラスのレンタカー
ミニバンクラスのレンタカー

日本のミニバンと同じぐらいの大きさか、それよりも一回り大きいぐらいのサイズです。親子3代での家族旅行や人数の多いグループで利用価値の高いクラスです。3列目の座席を使用しない場合は荷物の積載量が増えるので、大量の買い物をされる方は重宝するでしょう。

利用人数
7名以下
荷物の量
スーツケース1個、キャリーバッグ1個 程度(3列目の座席使用時)

コンバーチブル

コンバーチブルクラスのレンタカー
コンバーチブルクラスのレンタカー

ハワイのドライブといえばコンバーチブルというぐらい絵になる車ですが、トランクが狭いのが弱点です。通常の車のトランク部分にルーフを収納するようになっているので、大きな荷物はほとんど積めません。後部座席にも乗車する人がいる場合、風が当たるのと狭くて窮屈という難点もあります。ルーフの開閉は電動で簡単にできますが、走行中に急に降ってきた場合は安全な場所まで移動する間に濡れることもあります。女性の方は特に日焼け対策が必要です。

利用人数
4名以下
荷物の量
スーツケース1個、キャリーバッグ1個 程度

ミッドサイズSUV

ミッドサイズSUVクラスのレンタカー
ミッドサイズSUVクラスのレンタカー

日本で販売されているSUVと同じぐらいの大きさ。必ずしも4WDではなく、2WDの方が多いようです。4WDを指定することはできません。SUVだけあって車高が高いので、多少のダート道も安心して走れますが、ビーチなど砂の深いところに行くとスタックします。レンタル開始時に2WDなのか4WDなのか確認するようにしましょう。つい4WDだと思って乗っていたという方も多くいらっしゃいます。

利用人数
5名以下
荷物の量
スーツケース2個、キャリーバッグ2個 程度

フルサイズSUV

フルサイズSUVクラスのレンタカー
右がフルサイズSUVで、左がミッドサイズSUV

日本のSUVを一回りか二回り大きくしたようながっしりした車両。車体が大きいので車内も広く、エンジンパワーがあります。このクラスであっても必ず4WDというわけではありません。ミッドサイズSUVの方が人気があるので、ミッドサイズSUVで予約していても車両がなくなってしまい、このクラスのSUVが貸し出されることもあります。

利用人数
5名以下
荷物の量
スーツケース2個、キャリーバッグ3個 程度

ジープ・ラングラー

ジープラングラークラスのレンタカー
ジープ・ラングラークラスのレンタカー

文字通りジープのラングラー。キャンバストップの2ドアとハードトップの4ドアにクラスが分かれているレンタカー会社もあります。どうしても4WDで走りたいという方には間違いない1台です。但し、ジープであっても走行禁止区間が設定されている場合もあります。

利用人数
4名以下
荷物の量
スーツケース2個、キャリーバッグ1個 程度(4ドアの場合)

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