海外旅行傷害保険の内容と加入方法

海外旅行傷害保険は、海外旅行中の突発的な病気やケガに備えるための保険です。ハワイでは救急車の費用も自己負担ですし、病気やケガの治療費はたいへん高額になってしまいます。旅行中は普段しないスポーツをしたり、緊張や疲れから熱を出したりと、意外に体調を崩しやすいものです。万が一の場合に備えて、海外旅行傷害保険には必ず加入しておきましょう。

また特約を付ければ、誤ってお店の商品を壊してしまった時の賠償費用や、スーツケースなど荷物を盗まれた時の補償、万が一のことがあって家族を呼び寄せた場合の諸経費など、旅行中におきるさまざまなトラブルに備えることができます。現地で車を運転する人にはドライバー用の特約もあります。

成田空港の海外旅行傷害保険加入カウンター
事前に加入を忘れても空港で加入することができます

海外旅行傷害保険の加入方法

海外旅行傷害保険は、損害保険会社、旅行代理店、空港の出発ロビーにある損害保険会社のカウンターなどで加入できるほか、インターネットやコンビニの端末からも加入できます。家を出る前に加入しておけば、出発空港に着くまでに発生した事故も補償の対象になります。

海外旅行傷害保険がサービスとして付いているクレジットカードを持っていれば、旅行の度に保険に入り直す必要がありません。但し、保険金や特約の種類は各カードによって異なりますから、確認しておく必要があります。

海外旅行傷害保険の加入には特別な審査はありませんが、持病がある人は申告しなくてはなりません(既往症は保険の対象外です)。

海外旅行傷害保険の保険料

4泊6日を補償してくれるプランで、4,000円から12,000円ぐらいまでの幅があります。特約や保険金が多ければ、それだけ保険料は高くなります。また、ダイビングやスカイダイビングのように危険を伴うスポーツを行う場合には、一定の割増料金がかかります。各社の情報を収集して、保険料と補償内容について検討すると良いでしょう。

海外旅行傷害保険のプランと選び方

海外旅行傷害保険にはセットプランとフリープランがあります。セットプランは基本の傷害保険に主要な特約がセットされていますから、加入が簡単です。たいていは保険金と保険料が異なる数種類のプランが用意されていますから、その中から1つを選ぶだけです。

一方、セットプランへの加入では特約や保険金に過不足がある場合や、ケガと病気をカバーする基本的な補償だけでよい場合などは、フリープランが適しています。

海外旅行傷害保険の特約の種類と内容

傷害治療
旅行中の偶然な事故によるケガの治療費などが支払われる。
疾病治療
旅行中の急な病気の治療費などが支払われる。
賠償責任
誤ってお店の商品を壊したり、他人にケガをさせてしまった時の賠償金が支払われる。
救援者費用
旅行中にケガや病気で現地の病院に3日以上入院した場合に、迎えに来てもらう親族の航空運賃やホテル代、本人が帰国する際にかかった費用などが支払われる。
携行品損害
自分の持ち物が盗難にあったり、 偶然な事故によって破損された場合などに支払われる。
航空便遅延費用
悪天候や機体の異常など、さまざまな事情で航空機が遅れたり運休した場合に、出発までの宿泊費などが支払われる。
航空機寄託手荷物遅延
搭乗時に預けた荷物が、目的地の空港に届いていなかった場合に、当面の生活必需品をそろえる費用などが支払われる。
自動車運転者賠償責任
米国(ハワイ・グアム・サイパン等を含む)、カナダでレンタカーを運転している間に事故をおこし、法律上の賠償責任を負った場合の損害賠償金などが支払われる。対象となるのは大手のレンタカー会社。

※詳細は各保険会社の約款等で確認して下さい。

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