ゴルフ場到着からラウンド終了までの流れ

ゴルフ場に着いたら

ゴルフ場に着いたらクラブハウス入口近くにある「BAG DROP」(バッグドロップ)でキャディバッグを降ろし、運んでもらいます。レンタルクラブを利用する場合は、そのまま駐車場に進みます。駐車場に車を駐める際は、盗難に備えて車内に何も残さないようにしましょう。次にクラブハウスでチェックインを済ませます。料金は前払いです。料金を支払うとスタート時間を記した伝票のようなものを渡してくれるので、外に出てそれをスターターに渡します。スターターとはスタート時間を統括しているスタッフで、他のスタッフと一人だけ違う色のポロシャツを着ていたりするので直ぐにわかります。

カポレイゴルフコースのバッグドロップ
バッグドロップでキャディバッグを降ろします
ワイエフ市営コースのスターターブース
ワイエフ市営コースのスターターブース

ラウンド開始前に

クラブハウスの外には乗用ゴルフカートがスタート順に並んでいて、スタッフがあなたのキャディバッグを積んでくれます。レンタルクラブもこの時点で用意されますが、バッグに入っているクラブの本数を確認してサインします。コースマップ、スコアカード、ティー、マーカー等を入手し、時間があればドライビングレンジやパッティンググリーンで練習するのもいいでしょう。水分補給用にスナックスタンドでミネラルウォーターやスポーツドリンクを買っておきます。自分のカートが先頭になるか、スターターの合図があったら、いよいよスタートです。

ハワイ島マウナラニゴルフクラブ
ハワイ島マウナラニゴルフクラブ

ゴルフカートの運転

ゴルフカートはアクセルとブレーキだけで運転は簡単ですが、スロープでの停め方やバックギアの入れ方などをスタッフが説明してくれるので、しっかり聞きましょう。ゴルフカートで乗り入れられる範囲は、コースによって次の3つに分類されます。

  • カート道路(Cart Path)のみ走行可能。フェアウェイへの進入はできません。
  • 90度ルール。ボールがある地点の真横まではカート道路を走行し、そこから90度曲がってコース内に進入、ショット後は同じようにカート道路に戻る。
  • コース内進入可能。フェアウェイに乗り入れることができます。グリーンに近づいたらカート道路に復帰します。

但し90度ルールやコース内進入可能であっても、天候やコースコンディションによって変更されることもあるのでスタッフの指示に従いましょう。フェアウェイやラフでは、できるだけ芝を荒らさないような乗り方を心がけたいものです。コース内には急な坂道や急カーブもあり、転倒や転落事故も発生しているのでスピードは控えめにします。なお、ゴルフカートは下り坂では自動的にエンジンブレーキがかかります。また、マウンド付近もカートが転倒しやすい場所で、ゴルフカートの下敷きになると大ケガをします。雨の多い地域ではぬかるみでのスタックにも要注意です。

カパルアゴルフクラブを走るゴルフカート
ゴルフカートの運転は慎重に

快適なゴルフとプレーの円滑な進行のために

各コースともラウンド所要時間の目安がありますので、スロープレーにならないように気をつけましょう。3-4人でラウンドしている時に、後ろから2サムやシングルのプレーヤーが追いついてきたら、先に行かせましょう(パスさせるといいます)。

距離表示はグリーンのセンターまでの距離です。カート道路には残り200ヤード、150ヤード、100ヤードなどのラインが引いてあります。またコース内のスプリンクラーヘッドには残り距離が表示されているので、辺りを見回してスプリンクラーヘッドを探すといいでしょう。すぐに見つかります。

ハワイのゴルフコースの距離表示
グリーンまでの距離をしっかり確認

ハワイの多くのゴルフ場ではグリーンにバミューダ芝を採用しています。バミューダ芝がハワイの気候に適していて、メンテナンスが容易なことによるものです。この芝はベント芝と比べると粘りがあり芝目が出やすいのが特長で、芝目のほとんどは海に向かっています。

ラウンド中に飲み物や軽食を販売するケータリングカートが進行方向からやって来ることがあります。ホールアウトしていなくてもプレーを中断して構いません。何か買ったら、さりげなくチップをあげると喜ばれます。

マウナラニやワイコロアなどハワイ島コハラコーストのゴルフ場ではあちこちに溶岩ハザードがあります。1ペナのところが多いようですが、溶岩の中にボールが入ってしまった場合、拾いに行くと足下の溶岩が不安定で転倒の恐れがあり危険です。ボールもかなり傷ついていますのであきらめるのが賢明です。

ハワイ島のゴルフコースの溶岩ハザード
溶岩ハザードには入らないように

コース内にはコースマーシャルが巡回しているほか、メンテナンスのスタッフが作業していることがあります。コースマーシャルの指示には従い、これらの人々には気持ちよく挨拶しましょう。ゴルフの基本的なマナーは世界共通です。ディボットを埋め、バンカーをならし、ゴミを捨てないといったマナーを守り、誰もが素晴らしいコースで気持ちよくプレーできるようにしたいものです。また、多くのゴルフ場は屋外でも禁煙です。屋外での喫煙が認められているゴルフ場でも指定された喫煙エリアを守りましょう。

ハワイのゴルフコースのバンカー
バンカーはきれいにならしましょう

ラウンド終了後は

ラウンドが終了したらクラブハウスに戻ってきます。クラブや小物が無くなっていないかしっかり確認しましょう。ゴルフカートでの走行中にカート前のポケットやカゴから振動で物が落ちることがしばしばあります。スタッフがクラブを拭いてくれたら、チップを忘れないようにしましょう。多くのゴルフ場ではプレー終了後、そのままカートで駐車場の自分の車まで行き、ゴルフバッグを積み込んだ後に戻ってカートを返却します。

プレー後はプロショップでゆっくりショッピングを楽しんだり、レストランで食事を楽しむのもいいでしょう。ゴルフ場のロゴが入ったグッズはゴルフ仲間への気の利いたおみやげになります。スタート前でも後でもロゴ入りのバッグタグをもらっておくと記念になります。多くのプロショップは夕方5時ぐらいでクローズとなるので、トワイライトで回る人は先に買い物を済ませておくことをおすすめします。

ゴルフ場のプロショップ
プロショップでグッズを買うのも楽しみのひとつ
キアフナゴルフクラブのエントランス
時間に余裕があれば記念撮影も

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