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ハワイのニュース

   

西部港湾ロック・アウト解除、物資不足の心配なし。

 西部29港湾のロック・アウトが解除された。心配されたハワイ物資の流通は僅か1週間のストップのみで解決した。
 西部沿岸の港湾ではしけ作業に従事するILWU労組(組合員1万500人)と太平洋海運協会(PMA)の労使交渉は決裂、組合側が不当な遅延作業に出たということで、PMAは港湾をロック・アウトした。
 90%以上物資輸送を海運業に依存しているハワイ州は、ハワイ州とアラスカ州への物資輸送はストップしないようにPMAに依頼した。PMAは2州のロック・アウト除外を承諾、ILWUも同意した。従って10月7日にはハワイ向けの船舶も動きだした。
 その間、ブッシュ大統領は今回のロック・アウトが与える経済的打撃が大きいことから、タフト・ハートレー法の適用を早々と打ち出し、10月8日には労使双方は港湾作業を再開した。タフト・ハートレー法は60日間の労使冷却期間を設定し、その間に双方が労使交渉を再開し、妥結を見い出すように便宜を計ったもの(もし、60日以内に妥結しない場合には組合はスト交渉に突入できる)。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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