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美しさを取り戻せるかアラワイ運河、24年ぶりの浚渫工事。

 ワイキキ地区のアラワイ運河の浚渫工事が8月12日から始まった。総工費740万ドル、工期は来年4月23日に完工の予定。
 同運河はパロロ、マノア、マキキの3本の川が流れ込む集水運河で、洪水防止のため75年前に建設された。これまで、1960年、78年と2度にわたる浚渫工事が行なわれており、今回で3度目。
 水質の汚染から浚渫工事を指示したのは環境保護局。指示を受けたのは州土地資源局。地元市民の意見をまとめ、環境保護を推進するのはアラワイ流域協会。工事の総合コンサルタント役を務めるのは米陸軍技工兵部隊、施工はアメリカン・マリーン社が落札した。
 この中で4組織を調整してきたアラワイ流域協会のカレン・アーマイ事務局長は、「昔のアラワイ運河は遊泳ができ、魚釣りもできたのです。大きなサーモン・クラブ(カニ)を囲んで夕食を楽しんだ子供の頃を思い出します。そんなきれいな水の運河に戻したいのです」と、述べている。
 同運河の汚染や沈殿物には深刻なものがあり、果たして昔の美しい運河の姿が戻るのかどうか注目されている。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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