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ヒルトン・ハワイアンビレッジの新タワーにゴーサイン。

 ワイキキのヒルトン・ハワイアン・ビレッジのタイム・シェアリング・ビル「ワイキキアン・タワー」(地上35階、350室)の開発計画が、8月上旬、ホノルル市議会ゾーニング(区画)委員会で満場一致で可決された。
 ワイキキアン・タワーは、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジとイリカイ・ホテルの中間地に開発される。同計画は、すでに混雑している交通量をさらに悪化させる、ラグーン側のヘリコプター発着地付近が立入り禁止になるのではないか等という地元の苦情に対し、計画が修正されて市議会に再提出されていた。
 「同予定地は旧建物が複雑に建てられ、交通量も多いところだ。修正計画はデュウィ・レーンとアラモアナ・プールバードの合流点に信号機を新設することで解決できるだろう」と、ヴオッグトリター同ホテル副社長は、自信をもって説明した。
 ワイキキアン・タワーは、タイム・シェアリングとして販売される。ホテル側が最初に他のホテルと共に開発したラグーンは水の流れが悪く、水は汚染されて遊泳ができない状態だった。ホテル側はこの際ラグーンと隣接するヘリ・ポートを整備して、一般市民に公開することも交換条件として合意した。
 「交通のボトル・ネックも解消され、ラグーン付近も整備されれば、一石二鳥」と語るのはジョン・ヨシムラ市議。カポレイ・サテライト市庁舎で開かれた市議会は、満場一致で修正案を可決した。特にワイキキ地区選出のデューク・ベイナム委員長(区画委員会)は、「ホテル側は地元市民の声を聞き入れ、開発計画を大幅に見直した事は評価すべきだ」と、ホテル側の対応を賞賛した。
 「修正案は、現状を大幅に改良するものだ。ワイキキ地区のあの一角が開発整備されることはよいことだ」と、この整備計画を喜んでいる。
 同計画は区画委員会という大きな難関を越えたが、これから更に、複数の許認可を得なければならない。着工は来春の予定。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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