HAWAII123.com   ●見出しに戻る


ハワイのニュース

   

キラウエア火山、幻想的な溶岩流で観光客が急増。

 ハワイ島のキラウエア火山国立公園が家族連れの観光客で連日、賑わっている。ヒロ市と同公園の関係業者はぺレ(火山の女神)のおかげと大喜び。
 キラウエア火山国立公園の東側火口の噴火活動は1983年以来20年続いてきた。この20年間に流出した溶岩は海に流れこみ、少なくとも10エーカー以上の沿岸ができた。特に今年の噴火活動は大量の溶岩が流出し、黒い岩肌の上を流れる真っ赤な溶岩は必見に値する。
 子供たちにも自然科学の勉強になると、今年のハワイ島は子連れ客でごったがえした。同公園の監視官も、「今年の夏休みは本当に多いです。連日4千人を超える入園客でごったがえしました」と驚くほど。
 同公園の展望台から約15分歩くと、溶岩の流れが間近に見える場所まで行けた時もある。量が多い時には近くまで溶岩がセリ出して流れていた。
 「20日過ぎには溶岩の量が少なくなりました。海に流れ込む溶岩もなくなりました」とのことだが、ピークを過ぎたものの、ヘリコプターを利用する観光客はまだ後を絶たない。公園内で溶岩が肉眼で見られる場所は、今では45分も歩く。
 「ペレの神様は、子供たちの学校が始まるのを知っているのでしょう。夏休みも終りに近づくと、溶岩の動きも小さくなりました」と監視官。
 溶岩の流れは昼も夜も異なる景色を展開した。低迷する観光業界にペレの神は思わぬ経済的な恵みをもたらせてくれたと、地元民は喜んでいる。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
※この記事の複製、転載を禁じます。 (C)East-West Journal Corp.
(C)Hawaii123.com