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ハナウマ湾海洋教育センター、8月中旬にオープン。

 ハナウ湾海洋教育センターが近々完成し、湾内の珊瑚礁、魚類、海水質の保護をしながら、湾内のシュノーケリングを楽しめる施投として8月中旬にオープンする。
 自然保護を優先させる海洋教育センターは1060万ドルの総工費で工事はほぼ完成、付帯設備の教育資料のパネルの展示と、7分間の教育ビデオの完成を残すだけとなった。
 ハナウマ湾沖の自然保護策は、死滅寸前といわれた珊瑚礁の復元から始まり、魚の餌付けで汚染された海水の浄化、それに同湾を最大限に利用するための環境保護教育を利用者に理解してもらう教育センターの整備をするもの。
 ハリス市長は、同設備の建設に合わせて同湾に隣接するココヘッドの丘にケーブル・カーを新設し、一大観光スポット開発を提案したが、ハワイアン系人のお祈りが定期的に行われる祭場を今以上の観光地にすべきではないと、ハワイアン系人が猛反対した。
 それとハワイカイの住民もココヘッドの丘の自然美を壊し、交通渋滞の原因になるという理由から反対。市長はココヘッドとの総合計画を速やかに撤退させた経緯がある。
 海洋教育センターは非居住者(観光客)は有料、ハワイ居住者は無料。同センターの教育資料を見て、そのあと7分間のビデオを観賞して自然との触れ合いを学んだあとでシュノーケリングを楽しむことになる。1度、教育を受けると2度目以降は教育課程を受けないで、湾内に降りていけるそうだ。
 同センターにはその他、スナック・バー、ギフト・ショップ、祭場等も用意されているが、すでに完成したセンター施設は素晴らしい出来栄えだと高く評価されている。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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