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ハワイのニュース

   

郵便物の盗難が頻繁に発生。

 「自宅の郵便箱に小切手等の大切な郵便物を入れないで下さい」。郵政局が全国の市民に注意を呼びかけている。
 多くの市民はクレジット・カード、光熱費の支払い小切手を入れた郵便物を自宅の郵便箱に入れる。郵便配達人がその郵便物を持っていってくれるので、近くの郵便ポストや郵便局に届ける手間が省けて便利なことから、ほとんどの市民は利用している。
 ところがこれらの郵便物が郵便配達人が集配する前に、盗まれるケースが多発している。北カリフォルニア地区郵政支部(ハワイ州他、グアム、サイパン、サモアを含む)の昨年10月から今年5月までの郵便物盗難件数は18万5千件近くで、前年同期比で35%増となっている。
 ハワイ州内のクレジット・カード郵便物盗難件数は2,330件(前年同期比3.8%増)と増加した。
 「郵便泥棒は以前は1人で行動していました。最近はグループで情報の収集、交換をしています。目を付けた住宅地区の郵便配達人の時間を調べてグループで配送された郵便物を物色したり、配達人が来る前に家人が郵送する郵便物から小切手同封郵便を物色するなど綿密に時間を研究して行動します」と、説明するのはホノルル警察のデカイレス刑事。
 同刑事は市民が注意するのが最大の防犯だと次のような注意事項を挙げている。
●小切手同封の封書は郵便ポストか郵便局から発送する。または直接配達人に郵便物を預ける。
●配達された郵便物は早めに回収する。
●郵便物が一定期間以上に届いていない時には、郵便局に〔届かぬ郵便物の調査願い〕を申請する。
●クレジット・カードが悪用され銀行から知らない間に現金が引き出されているような時がある。小切手口座の出納チェックを毎月きちっと行うこと。不審な引き落としがあれば直ちに銀行に連絡する。
●不審な人物を見かけた警察に連絡する。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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