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ハワイ・ウインター・ベースボール・リーグ再開か?

 米大リーグ、シアトル・マリナーズで大活躍しているイチロー選手もかつて参加したことのあるハワイ・ウインター・ベースボール(HWB)の再開の可能性が出てきた。
 日系企業のドゥエン・クリス氏のウインター・ベースボールは、97年にスポンサー不足で挫折した。米大リーグのコミッショナー事務所からHWBの再開の打診を受けたクリス氏は、「HWBは私の秘蔵っ子です。米国、日本、韓国のプロ球団がそれなりの資金援助を約束してくれれば再度頑張りたい」と、意欲を燃やしている。
 93年に創立したHWBは、公式戦が終った各球団の2軍(ファーム)選手を預かり、混成チームを組織した。ホノルル・シャークス、ヒロ・スターズ、マウイ・スティングレーズ、カウアイ・エメラルド(後のウエスト・オアフ・ケーンファイヤース)の4チームを構成され、リーグ戦を展開し選手を育成してきた。HWBで活躍したイチロー選手やヤンキースのジェイソン・ギアンビ選手は、米大リーグでも立派に活躍している。
 米リーグの30球団、日本の12球団、韓国の10球団の反応によっては、今年の7月中に新HWBの計画をプロ野球コミッショナーに提出する。2003年の冬場から再開するには7月中の企画提出が必要だと各球団との折衝を進めている。
 「ストーブ・リーグ戦はプロ選手には体を休める期間だが、若い選手にはトレーニングの期間。米、日、韓の若手プロが実戦を通じ着実に育っていく絶好のチャンス」と、クリス氏は新HWBの意向を説明するが、球団にしてみれば選手の契約拘束外の期間だけに球団との交渉は時間がかかりそうだ。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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