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交差点や横断歩道での選挙プラカード振り規制。

 候補者名を書いたプラカードを沿道から走行車に向けて振る選挙運動が規制されそうだ。交差点近くでの同行為は交通事故の原因になりかねないとギャリー・オキノ市議は同行為を規制する法案をホノルル市議会に提出した。
 9人の市議の中、特に表立って反対する市議もいないことから、今年の秋の選挙に間に合せたいとするオキノ市議の法案は、成立しそうだ。同法案は、後援者が交差点で選挙運動用のプラカードを振る行為は走行車の運転手の集中力が散漫し、事故発生の原因となり得るというもの。実際にオキノ市議が2年前の選挙運動で危険を感じたことが2度あった。同市議の法案は交差点の横断歩道から10フィート以内、その他の横断歩道からは15フィート以内、更に横断歩道のない交差点からは25フィート以内でのプラカード振りを禁止するという内容。
 民主、共和、グリーン党の指導部は交通事故防止という観点から、同法案に賛成している。しかし、少数党のリバタリアン党指導部では、「プラカード振りは選挙資金のない少数党には、大切な選挙運動だ。何でも規制するのは良くない」と反対しているが、これまでの情勢では成立しそうな状況である。
 「プラカード振りを全面禁止する訳ではない。振る場所を規制するだけだ」と、オキノ市議は成立に意気込んでいる。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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