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ウォルマートのケアウモク・スーパーブロック進出決定。

 世界一の小売チェーン店を経営するウォルマートのホノルル市内進出が正式に決定した。ウォルマートのケアウモク・スーパー・ブロック進出は、初めての市内繁華街進出を意味するもので、郊外出店だけを社の方針としてきた同社にとっては、初めての試みとして期待されている。
 同ブロック進出交渉は今回が2度目。今回は2週間の交渉でウィッチマン家族信託(土地所有者)と合意した。売買価格は公表されていないが、3,500万ドルと業界筋ではみている。着工は今秋、完工は来年暮れか2004年の春を予定。総工費も未定。
 同ブロックはケアウモク通り、マカロア通り、シェリダン通り、ロイクロフト通りに囲まれた10.5エーカー。計画によると、ハワイアン・モチーフの6階建てで、1階がウォルマート。2階は会員制のサムズ・クラブ。各々15万平方フィートの広大な店舗面積。その上の駐車場は1,500台を収容。開店時には850人が新雇用される。
 なお、1階のケアウモク通り側の店舗に出店する業者を募集しており、1店舗は400平方フィートから1,000平方フィート。
 ウォルマートはオアフ島(2店)、ハワイ島(2店)、マウイ島(1店)、カウアイ島(1店)、それに会員制のサムズ・クラブ(オアフ島1店)と、すでに7店を所有している。
 また、パールシティーのマナナ工業地帯の20エーカーも、1,800万ドルで購入契約に署名している。同地には14万平方フィートの店舗を開発する。それにケアウモク・スーパーブロック店を加えると、9店になる。
 ウォルマートのケアウモク進出は、近隣のアラモアナ・センター、ダイエー、ワード・センターに大きな影響を与えると業界筋ではみている。
 「ウォルマートは年間1億5千万〜3億ドルの売上げを上げるだろう。ウォルマート店が新しい購買力を持ち込んでくる訳ではない。すでに存在する地元の購買力を近隣の業者だけでなく、遠くからオアフ島全体にその影響は及ぶことになるだろう」と、業界通はウォルマートのケアウモク進出は、ホノルルの小売市場に一大変化をもたらすと予想している。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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