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州政府、ハラワ刑務所そばに1,100ベッドの新刑務所を建設。

 ハワイ州公安局では、1,100ベッドを有する新刑務所をハラワ刑務所の隣接地に建設する計画を公表した。総工費は1億3千万ドル。還付金特例で調達する。
 通常、刑務所の資金調達には州債券(ボンド)を発行するが、今年のCIP(公共事業)予算には州刑務所建設費は含まれていないため、州公安局は刑務所新設計画をこれ以上、引き延ばす訳にはいかないと還付金特例で行う。
 この資金調達法の金利は平常債券よりも割高になるが、一向に減らない服役囚の州外の刑務所委託収容費用の増大に歯止めをかけたいと決断したもの。
 州政府では当初、民間企業の刑務所建設を呼びかけた。建設費1億1,600万ドルで新設された刑務所を年840万ドルで州政府がリースする。リース期間は30年で、州政府の30年間の負担額は2億5,200万ドルになる。同額には刑務所運営費は含まれていない。
 しかし、州公安局はその後、独自で刑務所を建設する方向に変え、還付金特例の採用を発表した。30年の長期還付金総額がいくらになるか、運営費はどの位掛かるかは公表していない。7日1日までに建設業者を決め、工期は3年を予定している。
 ハラワ刑務所に隣接する新刑務所予定地には1,100ベッド収容所の他に更に600ベッドの収容所増設地も確保している。州外の刑務所に委託収容している服役囚は1,250人。
 サカイ局長は「新刑務所が完成する頃には連邦政府から預っている服役囚数が減っている筈である」と語り、第1期の1,100人収容所で当面は充分だと説明している。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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