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日系人4人を含む5人のローカル投資家がスターブルティン紙に資本参加。

 ホノルルの英字紙、ホノルル・スターブルティン紙を所有するデービッド・ブラック氏は、手持ち株の一部をローカル投資家5人に売却したと4月18日、同新聞紙上で公表した。株数及び金額は公表されていない。
 その5人は不動産開発と放送業界に投資するデュエ・イン・クリス氏、銀行を経営するウォーレン・ルーク氏、ジェフリー・ワタナベ弁護土、アイランド保険会社を所有するコルバート・マツモト氏とフランクリン・トキオカ氏。ブラック氏は依然として過半数以上の株を所有している。
 「5人の新株主は新聞業の2大勢力の必要性をよく理解し、長期的視野の投資を快く引き受けてくれた。5人ともローカルの出身者で心強い投資家と歓迎している」と、ブラック氏は、新しい投資家を迎えるに当り、コメントを発表した。
 カナダでローカル紙を経営するブラック氏がホノルル・スターブルティンを買収したのは去年の3月のこと。新聞の印刷を継続するには印刷会社が必要だとミッドウィーク・プリンティング会社も買収し、オアフ印刷会社を設立。ホノルル・アドバタイザー紙(ガネット社所有)のライバル紙として、ホノルル・スターブルティン紙の再発行を始めた。ブラック氏が、スターブルティン紙とミッドウィーク紙買収につぎ込んだ金は2千万ドルといわれる。
 5人の投資は増資としないで、ブラック氏の手持ち株を手放す方法を取った。新投資額は全額、融資の返済に当てたと発表したが、その明細は公表されていない。
 両英字新聞がハワイ以外の資本であったのが2年ぶりにその一部だけでもローカル投資家が買い戻したことになると、翌日のライバル紙のアドバタイザー紙も報じている。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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