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ハワイのニュース

   

クイーン・カピオラニ・ホテルをバート・コバヤシ・グループが買収。

 日本のスポーツ振興グループは4月15日、同社が所有する最後のハワイ物件、クイーン・カピオラニ・ホテルの従業員133人を6月11日付で全員解雇すると州労務局に通告した。
 同ホテルを買収したのは、バート・コバヤシ氏が会長を務めるKG持株会社。KG社はスポーツ振興グループからオーシャン・リゾート・ホテル・ワイキキ(550万ドル)とミリラニ・ゴルフ・コース、マウイ島のプカラニ・カントリー・クラブのコース(1,240万ドル)を買収している。クイーン・カピオラニ・ホテルの買収額は公表されていないが、業界筋では350万ドルとみている。133人の従業員はほとんど全員がKG社に再雇用される予定。
 スポーツ振興グループはそれより前、ダイアモンド・ヘッド・ビーチ・ホテル(59室)を450万ドルで他のローカル開発業者に転売している。
 1986年から90年までにスポーツ振興グループはハワイのホテル3軒、ゴルフ・コース(2か所)を1億6,400万ドルで買収した。16年後の現在、ハワイから撤去する時には約7分の1の2,600万ドルだけの回収に終わった。
 スポーツ振興の木下聡副社長はクイーン・カピオラニ・ホテル売却に当り、「ホテル関係者、ゲスト諸氏から寄せられたご厚情に感謝します。ホテルの今後の発展を心より祈っています」と、ステートメントを発表している。
 スポーツ振興グループからゴルフ場とホテルを買収したKG社は、コバヤシ開発グループの子会社。バート・コバヤシ氏が会長を務める同グループは、公共事業の下請けから住宅開発まで幅広くハワイで活躍する開発グループ。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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