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ハワイのニュース

   

留学生ビザ厳重に。

 米国内で勉学する留学生のVISA(査証)規制が厳しくなったが、ハワイの場合には大勢に変化はない、とホノルル移民局(INS)では見ている。
 去年の9.11同時多発テロ事件のテロリストの中の2人が、観光ビザから留学生ビザに変更していたことが判明、INSでは全ての留学生ビザは入国前に取得することに変更した。今後は観光ビザ等の他のビザで入国した者の、留学生ビザへの変更は一切許可しない方針。
 INSホノルル支部のドン・ラドクリフ局長は、「ホノルル管区内の学生は以前から留学生ビザ取得者しか、入国を認めていない。他のビザから留学生ビザへの変更は受け付けていない」と説明し、ホノルルでの留学生ビザ管理はすでに厳重に施行されてきたと言う。
 現在、ハワイでは約5,400人が留学生ビザで滞在している(HPUだけで1,800人の留学生が通っている)。1年に約540人の新留学生が入国している。
 INSによると、今後の留学生ビザ申請期間は30日とされ、30日以内にビザ発行をしなければならない規制も施行された(今までは1年の待ち期間があったが、それが30日以内にビザ発行が可能となる)。
 そのため、INSでは現在、3,400人のスタッフを25%増の約1万人に、向こう2年間に増員する予定。ハワイ(グアム島を含む)の現行スタッフ、330人も25%増員される予定。
 INSホノルル支部で昨年9月11日以降、留学生の実態調査を始めた。ハワイ大学、シャミネード大学、ハワイ・パシフィック大学(HPU)の留学生は1人ずつINSに召喚してきた。今後はブリガムヤング大学(BYU)、ハワイ大学短期大学や、その他留学生を受け付けている全ての学校の留学生の召喚を行うという。
 「ちゃんと学校に通っていれば何も問題はありません」と、INSは定期的検査の実施を強調している。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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