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ハワイ日本文化センター、毎月のモーゲージが払えず再度の基金募集か?

 モイリイリのサウス・ベレタニア通りに8年前に設立されたハワイ日本文化センター(JCCH)が、月々のモーゲージ払いが不足し苦境に立たされていると、ホノルル・アドバタイザー紙が報じている。
 JCCHはホノルル日本人商工会議所(HJCC)、ハワイ日系人連合協会(UJSH)などの協力で8年前に建設された。展示場、会議室、パーティ会場を有するメイン・ビル(5階建て)と賃貸事務所の隣接ビル、それに250台の駐車場がある。当初の予定では1,000万ドルの募金目標で、地元及び日本にも協力を要請して進められたが、最終的には1,800万ドルに達し800万ドルが借金として残った。
 JCCHはバンケット・ホールでのパーティ、仕出し、事務所レンタル等で不足分のモーゲージも支払えると試算していたが、収入が追いつかず、支払いが滞るようになった。
 現在、同センターを管理するスーザン・コダニ事務局長は、「月々のレンタル収入やパーティ関係を増やす努力を続けているのですが、追いつきません。誰か、ポンと800万ドルを寄付して下さる奇特な人がいれは助かるのですが……。債権者に甘えてばかりおれません。早い時期に何らかの見通しを立てたいと思っています」と、苦境を語る。
 JCCHの施設を利用する側からみれば、料金的に折り合いがつかないことがあるようで、完成当初よく行われた催しやパーティも少なくなったことが収入減の大きな理由。残された方法は一般市民からの基金を募集することしかないのではないかと、ある日系市民は語っている。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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