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貸しビル業界悪化、回復のきざしは来夏以降。

 オアフ島(ホノルル市を含む)の貸しビル(事務所)市場の先行きはおもわしくなく、回復路線は来年になると不動産業者は推測している。
 9.11以降の市場推移は厳しく、5〜10%の空部屋が増加した。更に最近の傾向を不況による企業体制の縮小が目立ち、新規参入業者も減少してきた。
 全国的な企業でもレンタル契約期間の短縮が目立ち、体制の縮小は相次いで行われている。契約1年というのもある。短い契約の他に事務所の間仕切りも目いっぱい狭くなり、狭い事務所に最大限のスタッフが働いている。事務所の契約解消は今年の下半期の方が増えてくるという展望も不動産業界では否定していない。
 今年の終りには空き部屋の総面積は20万平方フィートに増えた。20万平方フィートといえば、アラモアナ・ビル全室が空部屋という意味だ。空部屋率は13%を超える。
 「貸しビル業界では、最悪の状態は今年から来年の春まで続くとみている。上向きになるのは来年の夏頃からだろう」と、他のエコノミストより悲観的な展望をしている。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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