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カメラ・バンによるスピード違反取締り、朝まで稼働へ。

 ハワイ州運輸局のスピード違反取締り法で採用された電子カメラが、24時間稼働することになった。さらにカメラ・バンが設置されるオアフ島の州ハイウエー78か所のポイントが公表された。
 カメラによる夜間の取締り着手は、「交通事故は夜間にも発生する。夜間の取締り抜きで平等な取締り作業とはいえない」という調査報告書の意見を取り入れ、2月1日から2台のカメラ・バンを夜間取締りにまわしたもの。時間帯は午後10時から午前6時まで。従来の時間帯の午前7時から午後11時までが翌朝の6時まで延長される。
 同調査報告書はハワイ大学のカール・キム都市計画学教授がまとめたもので、同報告書は98年から2000年間に発生した92件の交通事故のうち、州ハイウエー上で発生した26件を分析した結果、最もひどい犠牲者を伴う事故は車量の少ない夜間から朝方にかけて発生している。
 しかも事故を起こした運転手は飲酒運転が多いとしている。州運輸局は事故防止が最大の理由と同報告書の分析に対応しようと取締り時帯の延長を決めたもの。
 カメラ・バンが配置される州ハイウエー、フリーウエー、スクール・ゾーンの78ポイントも公開された。その中でスクール・ゾーンは市郡政府の管轄で、ハリス市長は配置を拒否した。更に赤信号違反取締り用カメラ第1号の市内交叉点設置をヴィンヤードとパリ・ハイウエー角に進めているが、ホノルル市郡政府との最終合意が得られていないため、2月1日実施は延び延びになっている。カメラ導入法は不評だが、スピードを落として運転している運転手が増えていることから、カエタノ州知事は、法の基本理念には賛成を表明している。州議会でも同法の大幅な見直しがどのように行われるか、今議会の最重要案件となったようだ。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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