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アロハタワー・マーケットプレイスが会社更生法適用を申請。

 経営不振が噂されていたアロハ・タワー社(AT社)が1月15日、負債5千万〜1億ドルを抱えて破綻、会社更生法の適用を連邦地方裁に申請した。AT社のジョン・ミホ社長は破綻理由として、同時テロ後の日本人観光客の激減をあげている。
 「アロハタワー・マーケット・プレイスには現在、120店が営業している。同ショッピング・センターは開店時(1994年)から、300台の駐車場不足でスタートした。最初の投資グループが資金不足で駐車場整備ができなかった訳だが、その後、いろいろ駐車場の増設をATDC(アロハ・タワー開発公団)に掛け合ったが全て拒否された。テロ後の落ち込みも大きく、160万ドルの経常赤字となった」と説明した。
 アロハタワー・マーケット・プレイスは日本の投資グループが6億ドルをかけてアロハ・タワー周辺を再開発する計画だった。ホテルやコンド、貸しビルまで開発される予定だったが、96年に倒産、融資銀行の三井信託銀行が差し押さえた。その直後に同プロジェクトはチャプター・セブンに入り、98年にAT社がリース権を買い取った(買収価格は6千万ドルの分割払い)。
 AT社はすでに駐車場増設を拒否してきたATDC相手に1千万ドルの損害賠償訴訟を起こしている。なお、同社の総資産は1千万〜5千万ドルと提示されている。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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