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ワイキキビーチの白砂補充プラン、2002年度中に実施。

 ワイキキのクヒオ・ビーチの白砂の補充工事計画が進んでいる。
 州海岸保護管理事務所のサム・レモン所長は、流失したクヒオ・ビーチの白砂を2千フィートの沖合い海底から、2万立方ヤード(約3万トン)浅瀬にポンプで吸い上げる計画を明らかにした。同計画は2002年度中に行われる。推定予算は50万ドル。
 「ワイキキの白砂は宝のようなもの。白砂のないビーチでは観光客も集まらないでしょう」と年々、海流で沖合いに流失する砂の補充時期がきたことを勧告する。
 10年以上前に行われた白砂の補充はオアフ島のノースショアとモロカイ島から調達した。今回は海流で沖合いに流された砂をポンプで吸い上げる手法を考えている。
 50万ドルの予算は来年の補正予算で計上する。
 「セーブ・アワー・サーフ」という団体のジョージ・ダウニング会長は、「沖合いの砂をポンプで吸い上げるのもよいがサンゴに影響を与えないためにも、新しい砂を補充する方がよいのではないか。それよりも砂の流失をくいとめる方策を考えて欲しい」と希望している。
 いま、別の連邦政府予算35万ドルで、カピオラニ公園前のプールからヒルトン・ハワイアン・ビレッジまでの海岸線の自然保護の調査が行われている。その調査報告書と陸軍工兵隊が研究して海岸保全施策を練り直す事になっている。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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