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ハワイのニュース

   

A&B社がワイキキにコンドミニアムを開発。

 アレキサンダー&ボールドウィン社の子会社、A&Bプロパティーズ社(不動産部門)は11月5日、ワイキキの1.63エーカーの敷地を360万ドルで買収したと発表した。A&B社は同地に高層コンド(フィーシンプル)を開発する。ワイキキにフィー・シンプルのコンドが開発されるのは10年ぶり。
 砂糖産業から大幅撤退を余儀なくされたアレキサンダー&ボールドウィン社は1999年以来、A&B社を組織し不動産開発部門に集中投資してきた。ワイキキ物件は13番目の投資になる。これまでに1億7,500万ドルを投資している。
 同地はアラワイ、カライモク、オロハナ、クヒオに囲まれた一画。日本の投資グループDAI投資会社がコンド開発目的で所有して来た。A&B社のマイケル・ウライト副社長は、「ワイキキには2万人の市民が働いている。住宅所有率の低いハワイではコンド開発は良い投資だと思っている」と開発成功に自信を表明している。
 同開発で7万1千平方フィートの床面積が新築されるが、1万3,500平方フィートは商業用に、残りをコンドとして販売する。
 A&B社はすでに9万1千エーカーをハワイに所有している、上位5番目の大地主。オアフ島のコ・オリナ・リゾート地に宅地開発を手掛けている。アームストロング建設会社との合弁で中央オアフに軽工業地帯を、マウイにはショッピング・センター、カウアイはショッピング・センター、宅地を含むコミュニティ開発に着手し、5大財閥のイメージからの脱皮を計っている。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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