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クレージー・シャツ、ローカル業者が落札。

 ハワイのTシャツ業界の最大手クレイジー・シャツの競売でハワイで小売店47店を営むワイキキ・トレーダー社が10月25日落札した。ホノルルの連邦地裁で開かれた競売は、本命バイヤーと見られていたカリフォルニア州のビッグ・ドッグ社とワイキキ・トレーダーの間ではげしい攻防を展開したが、ワイキキ・トレーダー社は現金675万ドル以外にハラワの物件に150万ドルを支払うことで決着した。
 クレイジー・シャツ社は1964年にワイキキで誕生し、80年代の日本人のバブル経済時代に急激に売上げを伸ばした。90年代には店舗を米本土からグアム島まで拡大した。一時は米本土に本店機構を移したが売上げが伴わず、負債2400万ドルを抱えて(総資産1千万ドル)倒産、会社更生法の適用を申請していた。
 クレージー・シャツの旧経営陣もワイキキ・トレード社の経営陣も新たに失業者を出す必要がなくなったことに喜んでいる。なお、米本土、グアムの店舗は今回の取引には含まれていない。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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