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アラワイGCの贈賄者、有罪確定。

 アラワイ・ゴルフ・コース(市営)のスターター(市従業員)に賄賂を贈り、希望するスターティング・タイムをもらったと、贈賄罪で起訴された韓国系女性は検察側の司法交渉に応じ、市従業員の収賄罪容疑の証人に立つことになった。
 ヤング・チャ・トヨムラ被告は去年の3月24日に、アラワイGCの当時のスターター、ジャニス・カクガワ容疑者にゴルファー1人に付き5ドルの賄賂を渡し、好きなスターティング・タイムをもらった。
 ホノルル警察がそれより数ヶ月前から進めていた水面下捜査にトヨムラ被告が現行犯逮捕された。トヨムラ被告は検察側の有罪を認め、司法交渉に応じ、カクガワ容疑者の裁判での検察側証人として証言を約束した。
 8月下旬に行われた司法交渉確認法廷でトヨムラ被告の有罪が確定、量刑公判は11月9日に行われる。
 有罪決定後、ロウェナ・サマービル検察補佐官は、
 「司法交渉に応じたトヨムラ被告は贈賄罪1件だけの量刑が宣告されるだろう。他の数件の罪状は棄却される。市営ゴルフ場で彼女以外にも特定のプレイヤーが良い時間帯でスタートしている。その捜査は続行中だ」と、カクガワ容疑者の公判でのトヨムラの証言に期待していると述べた。
 トヨムラ被告は罰金2,000ドル(犯罪被害者救済募金への寄付)、250時間の勤労奉仕、5年間の執行猶予と市営ゴルフ場での5年間のプレー権の剥奪が含まれる。更にトヨムラ被告は謝罪文を書く事になっている。同謝罪文はアラワイGCの掲示板に張り出される。
 検察当局は贈賄者は今後も芋づる式に検挙していくとしているので、このケースはまだ続く。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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