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航空に次いでクルージングもコミッション切り下げへ。

 航空業界に次いで、クルージング業界も9月7日、旅行代理店に支払うコミッションの一部を10%から5%に切り下げると、全国旅行代理店に通告した。切り下げられるのはクルージング・パッケージ・ツアー料金のうちの航空券のコミッション。クルージング料金のコミッション15%は据え置き。10月29日から有効。
 マイアミにあるアメリカン・クラシック・ヴォヤージ社の販売代理店は、ハワイ諸島間に就航しているインディペンデンス号とパトリオット号のチケット販売を担当している。同代理店は8月下旬、国内の航空会社が航空券の販売コミッションを従来の50ドル上限を20ドルに一方的に切り下げてきたことから、クルージング・ツアー料金に含まれている航空券のコミッションを10%から5%に切り下げを余儀なくされたと説明している。
 これまで航空会社は、航空券の代理店へのコミッション上限を一往復切符で50ドルとしていた。それが近年のインターネットの発達と共に、航空券をインターネットで直接に航空会社に発注する客が多くなり、航空会社では代理店へのコミッションを一往復の上限を20ドルまでと通告した。
 旅行代理店は航空業界の通告だけでもダメージは大きい上に、クルージング業界からもコミッション半減では成り立たないとその対応を迫られている。一部代理店は顧客から15ドル〜25ドルの手数料徴収に踏み切らざるを得ないと、すでに手数料を徴収している代理店もある。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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