中華航空が来年5月より羽田から成田発着に。

　都心に近い羽田空港へ乗り入れていることから、人気のあった中華航空（台湾）が、来年5月から羽田空港から成田空港に移ることになった。
　中華航空は台湾の航空会社であることから、日本政府は国際便専用に新設した成田空港への移転を見合わせてきた。今回の成田への移転は、日本政府からの要望だと、中華航空は説明している。
　「中・台の関係が改善されたと日本政府は解釈していると思う」（中華航空スポークスマン談）
　来年には成田空港の第2滑走路も完成し、充分なスロットが増設されることから日本政府は、成田の国際便専用空港を位置付けることになる。
　2002年の6月に韓国と共催するサッカー・ワールド・カップには、韓国からのチャーター便が急増することから、羽田のチャーター国際便を週70便まで増やした（今年4月から）。
　羽田空港の国際定期便の乗り入れに努力してきたメイジー・ヒロノ州副知事は、「羽田が国際定期便に開放されるよう、今後も努力する。今回の中華航空の成田移転が、羽田開放のマイナスにならないことを願っている」とちょっと心配気。
　週70便のチャーター便政策がいつまで続くかは政府も言及していない。

協力：イースト・ウェスト・ジャーナル　

※この記事の複製、転載を禁じます。　(C)East-West Journal Corp.
(C)Hawaii123.com