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JTBの「OLI OLI」に新しくトラムが登場。

 95年4月にスタートしたJTBの「OLI OLI」が今年6年目を迎え、このほど新しいトランスポーテーションとしてトラムを導入、発表試乗会がアラモアナパークにおいてメディア関係者を対象に開催された。
 2両編成でてんとう虫を思い出させるフロントボディをしたトラムは48席あり、最前列には、椅子をたたんで車椅子が2台入るようになっている。ステップも低く、お年寄りや子供達の乗降が便利な設計になっており、スピードもゆっくりなため、従来に比べ乗り心地も良い。起動車前輪と同時に後部車両の前輪も動く構造になっているため、小回りも効くようになった。
 また、車椅子を使う人達の乗降にも利便性を考え、車内に収納された板を引き出し、どの角度にも対応できる設計を採用している。雨の日にも運転手席からの操作で、両サイドにカバーが降りる構造になっており、不意の雨にも乗客が濡れないよう考慮されている。
 既に4月から運行が開始されているが、まだ観光客の問に浸透していない事から、トラムが来ても違う乗り物だと思い、従来のトロリーが来るまで待っている観光客が多いと、JTBでは今後、認知度を高めていきたいと話している。
 7編成が導入され、トロリーとトロリーの運行の間に運行されているもので、ワイキキやアラモアナといった場所で、これからも良く見かけるようになる。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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