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2000年のハワイ犯罪白書、急増した盗難車。昨年のハワイ犯罪白書がFBIから発表された。殺人、強姦、強盗、恐喝、夜盗、窃盗、盗難車、放火の中で、99年より減少したのは37件から20件に減った殺人事件のみ。他の7部門は全て増加しており、被害額は4500万ドルにのぼる。 その中で最も著しく増加したのは盗難車で、3997件（99年）から一挙に30％増えて、5314件になった。オアフ島内で最も多くの盗難車事件が起きたのはハラワ、アイエア、パールシティ、ワイパフの西オアフの1211件。同管区内でも特にカメハメハ・ハイウェイ、ワイマノ・ホーム・ロード、カアフマヌ街に囲まれた小さな地区だけで、189台の車が盗まれている。 「この地区にはショツビング・センターの駐車場が数多くあります。車を盗んで、すぐフリーウェイに逃げられるという条件が揃っているんです」とこの地区の警官は証言する。 次いでカリヒ区内の966件。マプナプナ地区だけで139台が盗まれている。更にダウンタウン、カカアコ、マキキ、パンチボールの891件。その中でアラモアナ・センターからワン・ブロック以内のピイコイ、カヘカ、サウスキングで94台が盗まれている。 盗難車の被害額は530万ドルだが、車内から盗まれた被害額は776万ドルと車の被害額より大きい。 HPD（ホノルル警察署）によると、去年の盗難車はこの10年間で3番目のワースト記録だそうで、ワーストは95年の7440台。94年が2番目で5727台。そして去年の5214台となる。 同白書によると、窃盗件数が3万2197件と最も多い。この部門には万引きと引ったくりも含まれている。99年に比べると2000件（7％）も増えている。 なお、HPDの事件解決率は盗難車で420件（8.1％）。殺人事件は96.6％で未解決事件は1件だけ。強姦事件の解決率は60％と高い。 |
協力：イースト・ウェスト・ジャーナル  |
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