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日曜大工用品の大型店「ホーム・デポ」ケアモク進出断念。

 日曜大工用品の「ホーム・デポ」は、ホノルル市内アラモアナ・センターの北側のケアモク・スーパー・ブロック進出計画を断念した。
 8.5エーカーの同用地を所有するウィッチマン・ファミリー信託財団との買収交渉が決裂し、進出撤退を余儀なくされたと「ホーム・デポ」は説明したが、交渉の内容は明らかにされていない。この1か月間で「ウォル・マート」に次ぐ決裂。
 ホノルルの不動産関係者は、同用地は1平方フィートが95ドル、稔額で3,500万ドルを超えると見ており、その価格が折り合わなかったと観測している。1度は決裂した2社の交渉だが、売り手が価格を下げれば両社とも進出の可能性があるとしているが、売り手の方は同用地の立地条件から価格の引き下げはしないと強気だ。
 両社ともビッグ・ボックスとディスカウント店という商売柄、1階建ての店舗で充分だとすれば、地価は高すぎることになり、同用地には少なくとも数階建てビルで、店舗面積を増やすことしかないと業界通は見ている。
 「ウォル・マート」は地価が比較的に安い郊外に店舗を構えてきただけに、今回のケアモク進出は初めての都市部進出として注目されていた。
 「ホーム・デポ」はハワイカイ進出に失敗した後のケアモクでの決裂で、ホノルル市内のどの地域に店舗を展開するのか、今後の動きが注目されている。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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