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ハワイのニュース

   

クルーズ客もハワイ観光業界に大きな貢献。

 ハワイ州企業経済開発観光局(DBEDT)は、クルーズ客の動向調査をノースウエスト・クルーズ協会(NCA)に依頼した。
 NCAは昨年11月にハワイを訪れた13隻のクルーズ客船のうち、6隻の客9900人にアンケート用紙を配った。回収数は1854枚で、クルーズ客3585人の動向が解った。
 クルーズ客は寝泊まり、食事はほとんどクルーズ客船内ですませる。クルーズ料金はクルーズ期間とその前後の乗降地での宿泊料金がパッケージ化されている。旅行社はその乗降地での宿泊費をできるだけ安い費用で押さえていることが解った。その結果、
■ハワイでの1日の宿泊費用は1人平均は83ドル。クルーズ前は1日77ドルだが、クルーズ後の1日は92ドルと高い。
■ハワイ滞在日数は、1人平均9.8日と上陸ホテル客の平均8.9日より1日も長い。
■初めての客は56.2%。東部客の64%は初のハワイ旅行。
■75.6%はクルーズ前後の2日間を陸上ホテルに宿泊。
 クルーズ客が1人1日使う83ドルは、ホテル客の1日177ドルの半分以下になる。宿泊費、食費、交通費が割安になっているからで、娯楽、ショッピングに使う金は双方共、変わらない。
 同調査はこれまでの見方を覆し、ハワイ観光業界はクルーズ業界も大切に育てあげなければならないと提言している。
 この調査を受けて、納谷DBEDT局長は、「この調査は予定されているハワイの港湾施設の整備工事に早く着手するよう、クルーズ業界への提言も含まれている」と第1、2桟橋の改装工事を関係当局に急がせると語った。
 去年のハワイ観光客数は697万人。その中でクルーズ客は3万8600人。10年後には年間15万人がクルーズ客として、ハワイを訪れるとみられている。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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