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ハリス市長、来秋の州知事選出馬表明。

 昨年9月、2期目のホノルル市長として再選されたジェラミー・ハリス市長が2002年秋の州知事選に出馬表明した。市長任期は4年だが、来年の州知事選に早々と出馬表明した理由は、州選運動法の抵触をさけるためという。
 「州知事選の立候補届締切りは来年7月下旬です。普通の出馬なら締切日に立候補届を出したでしょう。しかし私は現職のホノルル市長です。選挙資金も市長選用に集めたもの。何らかの手違いでその資金を州知事選目的とみられる用途に使った場合には選挙法に引っ掛かります。そのようなミスを避ける為に早々と知事選出馬表明をしたのです」とハリス市長は説明する。
 同市長の州知事選出馬はカエタノ州知事が2期目任期に就任した時から取り沙汰されていたが、本人は「決めていない」を繰り返し否定していた。昨年9月の市長選挙運動の時にも、対抗馬のハネマン候補は、「ハリス市長は2年後には州知事選に出馬する。腰掛け市長に投票しないで、ハネマンに投票をお願いします。」と市民に訴えてきた。
 結果はハリス市長が一発当選を決めた。投票者の過半数を予備選で取得したのである。市民はハリス市長が2年後に、例え州知事選に出馬してもよいと暗黙の承認を市長に与えていたのである。
 州知事選には勿論、民主党員として出馬するが、民主党候補にはこれまた州知事選出馬を公然と認めるメイジー・ヒロノ現副知事がいる。
 ハリス市長が任期中ばで市長職を辞任することから、市長補欠投票が来年9月の予備選挙で行われる。そしてその選挙には去年落選したハネマン市議とフランク・ファシ元市長、それにデューク・ベイナム市議(ワイキキ地区選出)らが出馬すると噂されている。その他、ヴイッキー・カエタノ州知事夫人、ピーター・カライル・ホノルル検察官の名前も挙がっている。後者の2人の可能性は低いというが、何が起きても不思議ではないハワイの政界である。特にカエタノ夫人のヴイッキーさんは、来年より2006年を見据えているという。
 また、ジョン・ヨシムラ市会議長は副知事選に食指を動かしている、と言われている。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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