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ハワイのニュース

   

シーライフ・パークとワイメア・パークが会社更生法を申請。

 シーライフ・パークとワイメア・アドベンチャー・パークを所有するハワイ・アトラクション社は4月20日に倒産、チャプターイレブン(会社更生法)の適用を連邦破産法廷に提出した。
 ハワイ・アトラクション社(HA社=ニューヨークの投資家クリスチャン・ウォルファー氏所有)は、資金繰りが苦しいワイメアを手放すことでシーライフ・パーク運営を身軽にしようと、ワイメア・パークの売却を計画したが、両パークの抵当権を持つバンク・オブ・ハワイとの交渉が同意に達しなかった。
 バンク・オブ・ハワイは、1996年にウォルファー氏が同パークを差し押さえ物件として銀行から買い取った時の条件の不履行が問題と主張している。HA社は会社保全の意味で会社更生法の適用を申請した訳だが、破産法廷では抵当権の対立は別件としているところから、申請審議は難航するとみられている。
 ワイメア・パークを自然保穫及び環境保全のために現状のまま残したいと、ホノルル市政府が買い取り準備を進め、すでに次期予算に550万ドルを計上している。しかし、HA社は1200万ドルでの買い取りを要求している。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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