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州がハナウマ湾の教育センター新設案にゴーサイン。

 ハナウマ湾の駐車場レベルにハナウマ湾の自然保護を目的とした教育センターを含む、スナックバーの建設計画に州土地資源保護理事会がゴーサインを出した。
 ハナウマ湾は自然保存公園地区として、州政府所有地をホノルル市政府が管理している。同湾内のサンゴ礁が死滅に瀕ししているとして、利用者数の制限をしたり、魚への餌付けを禁止してきたが、公園全体の見直しをした市政府は、駐車場レベルに教育センターを造り、初めての利用者は湾内の自然保持を科学的見地から分りやすく説明する教育ビデオ(8分)を見てから下のピーチに行くようにする。
 ビデオの鑑賞を終えた人には終了カードを発行する。同カードは2度目に同湾を訪れる時に教育ビデオの鑑賞を省くために利用される(1年間有効)。同カードがないと例え1度見た人でも、教育ビデオ鑑賞をもう1度しなければならない。同センター建設費としてホノルル市は、すでに1千万ドルを計上している。
 同センター建設に対しては、賛成市民が大半だが、公聴会には反対者約70名が出席して意見を述べた。しかし理事会は、自然保護に必要な施設として押し切った。
 同計画は3年前に提示されたものを大幅に縮小したもの。当初はココヘッドにケーブルカーの設置などを含む、ハナウマ湾とココヘッドの総合公園化が計画されたが、地元民の猛反対を受けた経緯がある。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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