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アラワイ・ゴルフコースの公園案、6か月延期。

 現在、ホノルル市郡政府が運営しているアラワイ・ゴルフコースを、州政府が接収して公園開発計画を推進するというカエタノ州知事案は、少なくとも6か月延期されることになった。新しいタイムスケジュールによると、州知事の同ゴルフコース接収行政令は今年の7月27日に発令する。新行政令を受けて州土地・資源理事会はアラワイに替るゴルフコースの造成に入る。代替コースが完成し、運営が可能になるとアラワイを閉鎖する。それまではアラワイはゴルフコースとして市が運営を継続する。
 カエタノ州知事は、ホノルル市の中心地に160エーカーの広大な敷地がゴルファーだけに独占されていることは、他の市民に対し不公平とし、ニューヨーク市のセントラル・パークのような公園を造成することを目指している。また一部は商業目的に開発することで、経済活性にもつながるという。
 アラワイ・ゴルフコース接収計画はゴルファー等から強い反対意見が出されたが、カエタノ州知事は行政令の発令時期を延期しただけで強硬に中央突破を狙っている。
 市営ゴルフ・コースでは最大の稼ぎ頭である同ゴルフコースをつぶして、公園化するメリットがあるのか、ホノルル市は公園が不足しているのか。代替コースはサンドアイランドかリーワード地区まで遠くなるのか。
 また州民のコンセンサスが取れていない公園化案で中央突破が出来るかどうか注目される。
 新スケジュールによると、同案審議をする州議会は来年になるが、多くの州議員は州知事案には疑問を抱いている。


協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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