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ハワイのニュース

   

ハワイ州における破産件数、2年連続減少。

 2000年のハワイの破産件数は4527件で、前年比16%減であった。ハワイ経済の低迷により、個人破産を含む倒産件数は1998年に5813件と過去最高を記録、その後99年、2000年と2年連続の減少となったが、依然として高い水準にある。
 マイケル・スカラーツ氏(エコノミスト)は2年連続減少について、「この2年間のハワイ経済の回復への動きが反映されているのだろう。2ケタ以上の減少は、いかにそのスピードが速かったかを示している」と楽観的だ。
 破産専門弁護士のダーン・スミス氏は「破産申告の減少は経済状態のバロメータのひとつである。今年の米本土の景気は一抹の不安がある。株価の暴落も素人の個人投資家が最も大きな影響を受けるのを予想して、破産弁護士を増員している事務所が多い。ハワイの場合も、その影響をどこまで受けるかが心配だ」と懸念している。
 破産件数減少は明るい材料ではあるが、今年以降も減少傾向が続く確定要素はまだないとしている。

協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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