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ビショップ・ミュージアム、カカアコ地区に移転か?

 ホノルル市カパラマ地区のビショップ・ミュージアムが土地と(14エーカー)と建物を売却し、他の場所に移転する以降があることが明らかになった。
 ビショップ・ミュージアムのドナルド・オーナー副理事長が数週間前にカメハメハ・スクールス(旧ビショップ財団)に対し、同地取得の意志を非公式に打診したと、伝えられている。
 ハワイアン子弟の教育施設の拡充に力を入れるカメハメハ・スクールスの計画によると、同物件を買収してハワイアン教育施設として利用するが、ビルの一部をOHA(ハワイアン事務局)等のハワイアン関連組織にリース・レントする可能性を模索、1月上旬にOHAに対し、可能性を探ろうとしたことから急に表面化したもの。
 ビショップ・ミュージアムはカメハメハ・スクールスの創始者、パウアヒ・ビショップ妃の夫、チャールス・リード・ビショップ氏によって1889年に創設された。同ミュージアムは米国でも有数な私立ミュージアムとして大きく発展し、200万点を超える資料を所有しているが、現状の建物はいくつかに分散され、ミュージアムの機能を果たすのが困難なことから、新しい敷地を物色している。
 現段階までは全てが非公式に打診されてきたが、一度表面化すると同計画はトントン拍子で運ばれると関係者はみており、この移転先はカカアコ再開発地域(州政府所有)が最も有力視されている。OHAも新事務所を物色中なので渡りに舟的に早く進むだろうと、観測筋ではみている。

協力:イースト・ウェスト・ジャーナル 
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