太平洋航空博物館パールハーバーからのお知らせ
「アメリア・イヤハート・イン・ハワイ」写真展
有名女性飛行士、アメリアの114歳の誕生日、2011年7月24日にオープン。博物館前のルーク・フィールド滑走路は、1937年3月20日、アメリアが世界一周飛行へ向けて彼女の愛機ロッキード・エレクトラで離陸を試みた記念すべき場所。マトソン・アーカイブから贈呈された貴重なコレクションの数々は、1934年12月27日から1935年1月11日までと、1937年3月17日から3月20日までのハワイ滞在中のアメリアを記録保存したものである。アメリア・イヤハートと彼女の愛機ロッキード・ベガは、1934年12月22日、マトソンライン社の客船ラーリン号でロサンゼルスからホノルルへ輸送され、5日後の12月27日、ホノルルのアロハタワーに到着。イヤハートはワイキキでのバケーションを楽しんだり、ハワイ諸島を飛行しながら、ホノルルからオークランドへの太平洋横断単独飛行に備えて準備を重ねた。イヤハートは、ホノルルからカリフォルニア州オークランドの太平洋横断単独飛行に初めて成功した飛行士である。
パンアメリカン航空(通称:パンナム)の新展示
2011年10月22日、ハワイへの民間航空旅客サービス75周年を記念し、偉大なるパンアメリカン航空の新展示がオープン。太平洋の航空史に大きく貢献したパンナムの展示は、アラバマ州アニストンのサザン・カスタム・エキシビット社がデザインし、同館スタッフにより施工された。展示は、パンナムのチャイナクリッパーをフィーチャーした「初期」(1935年〜1945年代)と、「ジェット機時代」(1960年代)の2つのモジュールに分けてデザインされている。展示物には、当時実際に使われていたパンナムのユニフォーム、ロゴグッズ、ポスターや広告、ナビゲーションツール、ボーイング314チャイナクリッパーのメンテナンスマニュアル、航空地図など、貴重なアイテムが揃う。この他、パンナム創設者であるホワン・T・トリップや国際航空事業の先駆者であるチャールズ・リンドバーグやエドワード・ムシックの経歴を紹介したパネルなども展示される。この展示コーナーは今後もコレクションを増やし、拡張していく予定。
「フライング・タイガース」新展示
第二次世界大戦中に中国国民党軍を支援したアメリカ合衆国義勇軍「フライング・タイガース」の新展示は、2011年10月27日オープン。この展示の見どころは、2010年7月に同館の航空機コレクションに仲間入りした米国の人気戦闘機、カーチスP-40Eウォーホーク、別名「フライング・タイガー」。格納庫79に展示されている。フライング・タイガースに所属していたアメリカ人や中国人メンバーから集められた貴重な展示物は、パイロットとしてフライング・タイガースの支援業務に従事したアラスカ州上院議員、故テッド・スティーブンス氏の晩年の、同館への貢献を讃え展示されている。
サンライズ・オン・ザ・フリート〜最後の平和な瞬間
真珠湾攻撃直前、日本人パイロットの目から見たオアフ島の模型。オアフ島南端上空、約1800メートルからとらえた攻撃直前の様子が再現されている。ロバート・ブラッチ製作のこの模型は一年間の貸出しを受け、格納庫37のギャラリー内に展示されている。
POW/MIA (戦争捕虜/行方不明者)ブレスレットで作られた飛行機の模型
ベトナムに抑留された戦争捕虜に敬意を表し、ベトナム戦争のシンボルともいえるPOW/MIAブレスレットで、艦上戦闘攻撃機、ヴォート A−7DコルセアIIを再現。POW/MIAブレスレットは、戦争捕虜や行方不明の兵士の妻と「Voices in Vital America」のメンバーにより発案され、誕生した。戦争捕虜や行方不明者の消息が判るまで、あるいは彼らが無事にアメリカへ帰還するまで、多くの人が愛する家族や友人の無事を祈り、彼らの名前が刻まれたブレスレットを身につけていた。
T-33シューティングスター
ジェット機時代に入る1950年代から1970年初期にかけて、米軍シニアパイロット達が一番多く操縦したジェット機。現在、格納庫37と79の間に展示されている。
ジェットエンジンの展示
ジェットエンジン及びピストンエンジンのコレクションは常に増え続けている。最近同館のエンジンコレクションに加わったプラット・アンド・ホイットニーF100-PW-100ターボジェットは、同館に展示されているマクダネル・ダグラス社(現在はボーイング社)のF-15Aイーグルに使用されている。ソ連がデザインしたRD-45は、ソ連初の戦闘機、MiG-15に搭載された。イギリスのロールス・ロイス社製遠心圧縮式ターボジェットエンジン、ニーンの複製版。ゼネラル・エレクトリック社J35のスケールアップ版、ゼネラル・エレクトリック J47ターボジェット(GE company designation TG-190)は、1948年5月初飛行。J47は商業用エンジンとして米国で初めて承認された軸流式ターボジェットエンジンで、同館に展示されているF-86E/Lにも搭載されている。
セスナ O-2A スカイマスターの復元
格納庫79にある復元工房では、セスナ377として民間で使用されていたものを前線航空統制官(FAC)として採用したO-2A スカイマスターの復元作業が行われている。O-2A スカイマスターは、ベトナム戦争中、身動きのできない地上部隊のサポートをし活躍した。
太平洋航空博物館パールハーバーでは現在、第二次世界大戦中に実際に使用されていた格納庫37と格納庫79の、2つの格納庫を開放している。拡張工程の第2段階の作業が進む格納庫79は、1941年12月7日の真珠湾攻撃の弾痕が残る歴史的格納庫。現在、F-14トムキャット、F-15イーグル他、ヘリコプターや航空機が展示されている。真珠湾攻撃を最初に放送した歴史的意味を持つフォードアイランド管制塔の修復作業も同時に進められている。
(2012年1月31日)
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