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太平洋航空博物館パールハーバー/「フライング・タイガース」の展示スタート


カーチスP-40Eウォーホーク  太平洋航空博物館パールハーバーが、来る2011年10月27日(木)、同館格納庫79に「フライング・タイガース」の展示を公式オープンすると発表した。

 この展示の見どころは、2010年7月に同館の航空機コレクションに仲間入りした米国の人気戦闘機、カーチスP-40Eウォーホーク。同機は、第二次世界大戦中に中国国民党軍を支援したアメリカ合衆国義勇軍「フライング・タイガース」で活躍した戦闘機である。
 このカーチスP-40Eウォーホークは、フェデックスの創設者フレッド・スミス氏より長期貸出しを受け、サンディエゴ航空宇宙博物館からやってきた。推定価格150万ドルのP-40戦闘機は動態保存されている。太平洋航空博物館パールハーバーでは、ハワイ州政府および中華人民共和国の支援を得て、中国のフライング・タイガース博物館の協力の下、このP-40戦闘機の展示が実現した。

 1942年に王立カナダ空軍のために製造されたこのカーチスP-40は、第二次世界大戦中、主に練習機として用いられ、映画「トラ!トラ!トラ!」の撮影のためハワイに輸送される以前の1969年に買収された。
 このP-40戦闘機は、後に貨物航空会社フライング・タイガー・ラインを創業するきっかけとなったアメリカ合衆国義勇軍(AVG)のエースパイロット、ロバート・プレスコットと、AVGパイロットで構成され中国国民党空軍を支援したフライング・タイガースを記念し、博物館のコレクションに加えられた。フライング・タイガースは、1941年から42年の間、合計299機の敵機を撃墜したと記録されている。同館に展示されているP-40戦闘機には、フライング・タイガースのメンバーのサインが入っている。1981年に再会したAVGメンバーの元パイロット達は機体の左尾翼に、AVGサポートメンバー達は右尾翼に、それぞれサインを残している。

 太平洋航空博物館パールハーバーの館長、ケネス・デホフは次のように語っている。「第二次世界大戦中、1万4千機以上のP-40が生産されました。速度が遅く、操縦しづらいと言われているP-40ですが、頑丈で被弾に強く、また急降下加速性能が高いので他の戦闘機を振り切ることができる名機です。ここ太平洋航空博物館パールハーバーのロゴにも使われているP-40の展示が実現したのは、フェデックス社と、同社会長兼最高経営責任者のフレッド・スミス氏の協力のおかげです」

 カーチス・ライト社によって製造されたP-40は、アリソン製V-1710エンジンを搭載(1981年の復元作業で115に交換)した乗員1名の戦闘機で、総飛行時間65時間、最大時速は約582キロ。機体に書かれた67の番号は実際は墜落した機体の番号で、その機体に特定のパイロットは存在しなかった。胴体後部に描かれた赤いラインは、フライング・タイガースの第三戦隊「地獄の天使達」を意味しており、翼には中国国民党軍の記章が描かれている。プロペラは、スミソニアン国立航空宇宙博物館の修復部門より購入し、復元されている。

(2011年10月25日)

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