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太平洋航空博物館パールハーバーにカーチスP-40戦闘機が仲間入り


太平洋航空博物館  2010年7月9日、太平洋航空博物館パールハーバーの航空機コレクションに、第二次世界大戦中に活躍した米国の人気戦闘機、カーチスP-40Eウォーホークが仲間入りした。このカーチスP-40Eウォーホークは、フェデックスの創設者フレッド・スミス氏より長期貸出しを受け、サンディエゴ航空宇宙博物館からやってきた。現在格納庫79に展示されている同機は、飛行士ツアー参加者のみ見学可能。

 1942年に王立カナダ空軍のために製造されたこのカーチスP-40は、第二次世界大戦中、主に練習機として用いられた。映画「トラ!トラ!トラ!」の撮影のためハワイに輸送される以前の1969年、国際貨物航空会社フライング・タイガー・ラインに買収され、1980年から1981年にかけて復元された。
 太平洋航空博物館パールハーバーでは、ハワイ州政府および中華人民共和国の支援を得て、中国のフライング・タイガース博物館と共にこのP-40戦闘機を展示している。推定価格150万ドルのP-40戦闘機は飛行可能な動態保存されており、7月30日にはフェデックスの航空機取得販売ディレクターのデビット・サットン氏がハワイ入りし、復元を終えた機体と対面した。

 このP-40戦闘機は、後にフライング・タイガー・ラインを創業するきっかけとなったアメリカ合衆国義勇軍(AVG)のエースパイロット、ロバート・プレスコットと、AVGパイロットで構成され中国国民党空軍を支援したフライング・タイガースを記念し、博物館のコレクションに加えられた。フライング・タイガースは、1941年から42年の間、合計299機の敵機を撃墜したと記録されている。AVGメンバーは1981年に再会し、元パイロット達は機体の左尾翼に、AVGサポートメンバー達は右尾翼に、それぞれサインを残している。

 太平洋航空博物館パールハーバーの館長、ケネス・デホフは次のように語っている。「第二次世界大戦中、1万4千機以上のP-40が生産されました。速度が遅く、操縦しづらいと言われているP-40ですが、頑丈で被弾に強く、また急降下加速性能が高いので他の戦闘機を振り切ることができる名機です。ここ太平洋航空博物館パールハーバーのロゴにも使われているP-40の展示が実現したのは、フレッド・スミス氏とフェデックスの協力のおかげです」
カーチス・ライト社によって製造されたP-40は、アリソン製V-1710エンジンを搭載(1981年の復元作業で115に交換)した乗員1名の戦闘機で、総飛行時間65時間、最大時速は約582キロ。機体に書かれた67の番号は実際は墜落した機体の番号で、その機体に特定のパイロットは存在しなかった。胴体後部に描かれた赤いラインは、フライング・タイガースの第三戦闘飛行隊を意味しており、翼には中国国民党軍の記章が描かれている。プロペラは、スミソニアン国立航空宇宙博物館の修復部門より購入し、復元されている。

※9月1日より開館時間が変更になります。新しい開館時間は午前8時〜午後5時まで


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