アウトリガー・リーフ・オン・ザ・ビーチ／毎週金曜日に無料イベント「アロハ・フライデー」を開催

　「アロハ」という言葉が単に挨拶だけでなく、「与える」または「分かち合う」という意味があるということをご存知の方は多いと思いますが、毎週金曜日にアウトリガー・リーフ・オン・ザ・ビーチが行っている「アロハ・フライデー」イベントはまさしく「アロハ」の心に触れ合えるチャンス。朝7時のビーチでのエクササイズに始まり、レイ・メイキングやウクレレ・レッスンなど、ハワイのカルチャー講座とプロによるショーの数々をホテル内で終日開催しています。この「アロハ・フライデー」は、アウトリガー・リーフ・オン・ザ・ビーチに宿泊の方が無料で参加できる、おすすめイベントです。

◆リズム・オブ・オーシャン（7:00～7:45 AM）
　「アロハ・フライデー」のスタートは、レストラン・ショアバード前のビーチでのエクササイズから。まだ人影まばらなワイキキの海に向かって深呼吸、そして音楽に合わせてのストレッチ。素足に感じる砂浜がとにかく気持ち良く、散歩途中の人々が一人、また一人とエクササイズの輪に加わっていきます。雄大なオーシャンからたっぷりエネルギーを吸収して、ステップも振りもだんだんと大胆になります。結局2曲のフラをマスターして、心も体もすっきりと、爽快な「アロハ・フライデー」の始まりです。

◆レイ・メイキング（9:00～9:30 AM）
　アウトリガー・リーフ内のオーシャン・フロント・レストラン「ショアバード」で朝食ビュッフェ（$8.99）を済ますと、9時からはホテル・ロビーでレイ・メイキング。ロビーに設けられたテーブルの上には山のように積まれたプルメリアとオーキッドの花々。色鮮やかなムームーを着て、髪にもハクレイや花で美しく飾ったアンティー（おばちゃま先生）達が、笑顔でレイの作り方を教えてくれます。アウトリガーホテル、オハナホテルに泊まると参加できる、カワバンガ・キッズ・プログラムの生徒と先生もおそろいのＴシャツを着てレイ作りテーブルの一角を陣取り、とてもにぎやか。針と糸を手にしたら、好きな花の真ん中に次々と針を刺していき、ちょうど良い長さになったら糸を結んで出来上がりという簡単さ。本当にあっという間にできた後は、レイの甘い香りに包まれて一日を過ごせます。

◆フラ・レッスン（9:30～10:00 AM）
　レイ・メイキングで作ったばかりのレイを首にかけたらすぐに、フラのレッスンが同じロビーで始まります。やさしいジーナ先生が一人一人に気を配りながら、みんなが曲をマスターできるように教えてくれます。しかも音楽は後ろに控えたベテラン・バンドが生演奏。場所はロビーの入り口なので、次から次へと到着する観光客も、バレーパーキングの車を待つ人も、みんなが観客になって拍手もおこり、ちょっといい気分で踊れます。

◆ウクレレ・レッスン（10:30～11:00 AM）
　フラの演奏を務めてくれていた陽気なお兄さん、マットさんがウクレレの先生です。実は彼はアウトリガー・リーフのフロント勤務の従業員。毎週金曜日のこの時間だけミュージシャン兼先生に早変わり。ウクレレの数の都合上、レッスンは10名だけに限られます。レイ作りから携わってくれているアンティー・シビルと日本語担当のテルさんも入り、先生と生徒の割合は3対10。懇切丁寧なレッスンが、無料とはうれしい限り。Cコード、C7、F、G、G7と基本的なコードを覚えたら、1時間で2曲も弾くことができるようになります。楽器を一つマスターするのは本来とっても忍耐のいる仕業ですが、こういうふうにみんなで体験レッスンを受けることにより楽しみながら学べるので、ウクレレ初めての人にこそおすすめのイベントです。

　「アロハ・フライデー」の参加イベントは午前中で終了し、後はプロのダンサーやミュージシャンによるパフォーマンスが午後いっぱい行われます。朝一番のオーシャン・エクササイズからウクレレまでずっと一緒にレッスンを受けていたお隣さん達とは、「アロハ」という大いなるギフトを共有する仲間意識が生まれ、会話が弾んだりすることも。「与えることも喜びなのよ」と語りかけるようなインストラクター達の笑顔がとても印象的。「アロハ」という言葉の持つあたたかさに実際に触れ、自分なりにその定義について考えてみたりと、貴重な体験ができます。