ハワイ州会議事堂
HAWAII STATE CAPITOL
上院、下院の議会が開かれるハワイ州の政治の中心
ハワイ州会議事堂はダウンタウンのイオラニ宮殿の裏手にある建物で、ハワイ州の上院、下院の議会が開かれる議場のほか、ハワイ州知事の執務室などがあります。現在使用されている建物は1969年に完成したもので、それ以前はイオラニ宮殿で州議会が開かれていました。ガイドブックによっては、ハワイ州政府庁舎とかハワイ州政庁と紹介されているものもありますが、同じ場所の同じビルです。
ハワイ州会議事堂の建物は中央部が吹き抜けになっていますが、これはハワイの自然と一体化することとハワイ社会の開放性を意味しています。周囲のリフレクティングプールは太平洋をイメージし、バルコニー部分を支える高さ18メートルの40本の柱はロイヤルパームツリーをイメージしています。上院、下院の議場部分は円錐形となっていますが、ハワイ諸島を創造した火山をモチーフとしたものです。最上階のバルコニー部分には柱が8本ずつまとまっていますが、これはハワイ諸島の8つの主要な島を表しているということです。
ハワイ州会議事堂の両側の入口にはハワイ州の紋章が掲げられていますが、紋章には「UA MAU KE EA O KA AINA I KA PONO」（ハワイ語）というハワイ州のモットーが記されています。ハワイ王朝時代のカメハメハ3世の言葉から引用されたもので、公式には「The life of the land is perpetuated in righteousness」と英訳されています。「ハワイの地は正義とともに生き続ける」という意味かと思われますが、IZ（イズラエル・カマカヴィヴォオレ）の名曲「Hawaii'78」の中でもこのフレーズが使われており、ちょっと違った意味に解釈できるのは興味深いところです。
ハワイ州会議事堂のベレタニアストリート側にはダミアン神父像が、イオラニ宮殿側にはリリウオカラニ女王像がそれぞれ建てられていて、記念写真スポットとなっています。また、議事堂内を見学するガイドツアーも催行されています。火曜から金曜の13時スタートで先着20名までとなっています。興味のある方は、4階の415号室を12時50分までに訪れてください。参加できないこともあります。州会議事堂のパンフレットも同じ場所で入手できます。
ハワイ州会議事堂の行き方など
- 住所
- 415 S.Beretania St., Honolulu
- 電話番号
- (808) 586-0221
- 営業時間
- 月曜〜金曜 9:00〜15:30
- 入場料
- 無料
- バスでの行き方
- ワイキキのクヒオ通り山側から、2番、13番、42番のバスに乗り、ベレタニアストリート（S.Beretania St.）がパンチボウルストリート（Puncbowl St.）を超えたところで降ります。ハワイ州会議事堂は左前方に見えますので、バス停の後ろの横断歩道を渡ってください。ベレタニアストリートは一方通行なので、帰りのバスは海側にあるキングストリートから乗車します。
- レンタカーでの行き方
- ワイキキからアラワイブールバード（Ala Wai Blvd.）を直進し、カラカウアアベニュー（Kalakaua Ave.）で右折、突き当たりのベレタニアストリート（S.Beretania St.）を左折して約2km走った左側がハワイ州会議事堂です。駐車場はダウンタウン周辺の有料駐車場かパーキングメーターを利用します。