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ホキーパ

 カイトセーリングって知ってますか?
 大きい凧に風をはらませて、その力で海上をウェイクボードで滑るっていう新しいマリンスポーツなんですが……。今、「KOOL」の広告で使われている写真がまさしくそれです(よく、電車の中なんかに貼ってあるでしょ?)。その、カイトセーリングの体験談、お話したいと思います。

 毎年ウインドサーフィンをしに、マウイ島に行っている私。去年からウインドの横で、フワフワしているカイトに興味深々でした。カイトセーリングって、見ていると簡単そうで、ジャンプなんてワーッと10メートル位(?)飛んでるじゃない。
「よし!今年はコレよ!!」
やる気マンマンで、「ハワイアンアイランド」っていうウインドのお店に行って、カイトセーリングのレッスンを予約をすることにしました(まずは基本から教わらないと……、ちょっと怖いじゃない?)。3時間でなんと210ドル!!たっかーい!!

 レッスンは12時からということで、「カナハビーチのアクションスポーツって書いてあるバンのところに来い」と黄色いバウチャーを受け取り、いざ……。基本的に日本語の出来るインストラクターは居ないそうですが、まあ、海に入っちゃったら、後は見よう見まねの世界でしょう?どーにかなりますって!

 11時半、カナハビーチに止まっている茶色のバンを見つけ、黄色の紙を片手に「HI!」。彼が今日のインストラクターだと紹介されたのは、いかにも頼りがいのありそうな大きなおじさん(お兄さん?)。握手なんかしちゃって、早速カイトのセッティング。

カナハビーチ

 ウインドサーフィンに比べて、カイトは、ペラペラの生地で、骨組みに当たるところに、シュパシュパ空気を入れて膨らませ、浮き輪より硬くなったらOK!という、何とも心もとないものでした。そこに、これまた細い紐が付いていて、その先をバーとドッキングさせ、このバーで、カイトの操作を行うのです。とにかく、あまりの簡単な仕組みに、「大丈夫?」っと不安感が……。

 安全上の注意事項を5つ聞いて「Let's Go」。初めは、カイトの操縦の練習という事で、ボードは持たずに海へ。海の中では、大きなインストラクターにライフジャケットの首のところを猫の子のように捕まれて、カイトの操縦法を教わりました。何の事ない、バーを右に倒せば右に進み、左に倒せば左に行き……。ところが、倒す角度が大きいと、すっごい風を受けて、凧がとばされ、体が海面を引きずられて行ってしまうのです。
 あっというまに沖の方まで流されてしまいました。岸に帰りたくっても、ナカナカ思うようにならない……、そうこうしている間に凧が海面に落ちてしまい、そのまま上がらなくなってしまいました。そーなると、やっかいです。
ひたすら、凧を手繰り寄せながら、泳ぐ、泳ぐ、泳ぐ……。

 そんな事を数回繰り返した後、やっと「ボードを持って、海に入れ。」の許可が下りました。今度はカイトの操縦をしながら、ボードを片手で手繰り寄せ、両足を突っ込んで待機。風をカイトにはらませて、その勢いでボードの上に立つ……というんですが……。
 まず、片手でカイトを真上に停滞させとくのが難しい。その間にボードを手繰り寄せるのですが、もう1本手が無いと無理!ちょっとでも傾くと、風の勢いで体がザーッと引きずられちゃうのです。そうやっている内に、再び流されてしまい、凧も海面に落ちてしまいました。またしても泳ぐ、泳ぐ、泳ぐ……。

滞在していたカマオレサンズ

 すっかり疲れ果て、ふと気が付けば、もう夕方。
「確か、3時間のレッスンじゃあ……」と時計を見るともう4時半。210ドルで、これだけやらせてくれるんだったら、ありがたや〜〜っと、予約時の思いとは裏腹な私。ゲンキン?

 この日はここまででお終い。でも、あんまり悔しいので、もう1回トライするわ!と宣言し、インストラクターに握手して退散しました。
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