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プレスリリース
     
 

ロイヤルハワイアン・ショッピングセンターの再活性化計画最終案を発表

 カメハメハ・スクールは、今春より開始されるロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターの再活性化計画に関する最終提案を発表した。

 2004年2月、カメハメハ・スクールは2年間にわたるショッピングセンターの再活性化計画を発表したが、ザ・フェスティバル・カンパニーズが開発および管理社として任命されこの計画を包括的に見直したところ、初期計画承認以来もっと肯定的な市場開発に投資することが可能であるという結論に至った。
 その結論を導いた主要因としては、ハワイを訪れる観光客の出費増加などの予想を上回る急速な観光業の回復によるものと、ワイキキにおける小売業の勢いがここ数ヶ月で大きく変化しており、多くの新規小売業社がワイキキ地区を中心に店舗を選択していることにも起因している。

 カメハメハ・スクールの投資部責任者スーザン・トダニ氏は、「ハワイ観光業の景気回復の事実の他に、ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターは、2004年第一四半期の小売り売上げ実績19%増を達成した。これらの理由から、より強固で競争力のあるリテールセンターとしての地位を確保するための再活性化計画の見直しを行うことにより、投資額を最大限に高めることが今カメハメハ・スクールにとって絶好のタイミングであると言える。」と述べている。

ロイヤルハワイアンショッピングセンター 完成予想図
完成予想図

 再活性化計画に伴う施設の増強には、窓とベランダを増設してよりオープンな雰囲気作りをする、2階建てのテナントスペースを増加する、センター2階に9テナントの入ったフードコートを設ける、2階及び3階の共用スペースを改善する、新しい3階レストラン専用のエスカレーター、エレベーター及び他のインフラストラクチャーを導入する、人々が集うエリアとして新設する「ロイヤル・グローブ」に新デザインとハワイアナのテーマを追加する、各階に通じる効果的な移動手段の向上をはかる、ハワイアナをテーマとしたグラフィックをセンター内にもっと表出させる、等があげられている。

 また、トダニ氏は、「これらの改善計画は、カメハメハ・スクールにとってワイキキにおけるロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターの地位を確立にするためのまたとないチャンスである。このカメハメハ・スクールの財産の最活性化に向けて投資することは、ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターの価値を高め、年間運営利益の飛躍的な増加につながるだろう。再活性化したロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターは、カメハメハ・スクールの所有資産の中で最も生産的なものとなるだろう。」と語っている。

 ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターにおける再活性化計画は、建設費及びその他追加費用を含めおよそ8,400万ドルになる見込みである。再活性化計画は2005年4月に着工予定である。工事期間中、ショッピングセンターは通常通り営業し、顧客が不便さを感じないよう努める意向だ。工事完成予
定は2006年7月である。

 「我々の商業資産を拡大する機会を見つけることは、カメハメハ・スクールの教育プログラム及びキャンパスを助成するための基金を継続させる上で大変重要だ。ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターの再活性化は、私達の誇りとするハワイアン・バリューとそれを伝えるミッションを守りながら、資産運用をいかに効果的にできるかという良い見本だ。」とカメハメハ・スクール基金部門副社長カーク・ベルスビーは述べる。

 カメハメハ・ハイスクール、ザ・フェスティバル・カンパニーズは共に、ハワイの歴史と文化をショッピングセンターのコンセプトと結びつけて行くことに大変意欲的だ。建築上および運営上でその主たる柱となるものは、まさに「ハワイアン・ホスピタリティ」。またはハワイ語でホオキパと呼ばれるハワイスタイルの手厚いもてなしをコンセプトに、ハワイアンセンス溢れる場を提供して行く意向だ。その為に様々な企画、またハワイアンクラフトやカルチャーレッスン、教育的なプログラム等も組み込んでゆく予定である。

 「今後の新テナント招致に関しては、アメリカにおいて最新のエキサイティングでユニークな小売業社、レストラン、エンターテイメント等地元ハワイのテナントも含め多岐にわたり、観光客及びカマアイナの双方の魅力を惹き付けるようなテナント戦略で臨んでる。私達は既に、新たに旗艦店をオープンしたエルメスやカルティエといったテナントがこうした変化を伴う改革を行うのを目にしており、またラッシュやクイックシルバーのような新店舗の参入も歓迎した。このように、新しい小売業社やレストランのセンターへの新規参入は、センター再活性化へ大きなプラスとなっている。これから新規参入する小売業社やレストランは、2006年7月の工事完成までに店舗オープンを予定している。」とザ・フェスティバル・カンパニーズのプリンシパル、ロザリン・シュルゲンは言う。

 ロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターは、ワイキキの目抜き通りであるカラカウア通りに3ブロック分の敷地を持つ総面積290,000平方フィートのショッピングセンターである。また、ロイヤル・ハワイアンホテル及びシェラトン・ワイキキホテルにも隣接している。この再活性化計画は、24年間のロイヤル・ハワイアン・ショッピングセンターの歴史において、まったく初めての試みとなる。

 カメハメハ・スクールは、ハワイ王朝バニース・パウアヒ・ビショップ王妃の遺産寄与により設立された私設財団である。カメハメハ・スクールは、ハワイ州内で最大規模の土地を私有しており、推定価値61億ドルともいわれるバニース・パウアヒ・ビショップ財団の独占受益者である。カメハメハ・スクールはハワイ州全体にわたり教育施設を運営しており、現在、幼稚園から12年生まで5700人以上のハワイアンの血を引く生徒達が3島に亘るキャンパスに、また30を超す保育園に通っている。さらにハワイ州及び全米内で145,000名以上の学生が、カメハメハ・スクールのアウトリーチ・プログラム、通信教育ログラム、及び奨学金プログラム等を受けている。