エタニティビーチ
ETERNITY BEACH

エタニティビーチ

ハナウマ湾からカラニアナオレ・ハイウェイを東に進むと、サンディビーチの手前までは溶岩が海に流れ込んだ険しい海岸線が続いている。途中にハロナ潮吹き岩という観光スポットがあるが、その手前にとても小さな美しいビーチがある。名もないビーチかと思っていたのだが、エタニティビーチと名付けられていると聞いた。もっともその名で呼ばれるようになったのは20世紀半ばで、それ以前は名もないビーチだったようだ。

1953年のアカデミー賞で最優秀作品賞など8部門を受賞したコロンビア映画「地上より永遠に(原題:From Here to Eternity)」の撮影がこのビーチで行われ、それ以来、映画の題名から永遠を意味するエタニティを取ってエタニティビーチと称されるようになった。ここで撮影されたのは、バート・ランカスターとデボラ・カーが波打ち際で熱いラブシーンを演じる場面で、それにちなんでこのビーチで結婚式を行い、永遠の愛を誓い合うローカルの若者もいるという。

小さなビーチにもそれぞれの逸話があるところがハワイの奥深いところである。

(Hawaii Kai, Oahu)